120万部突破! 夢をかなえるゾウ、ガネーシャの教え
先月120万部を突破した水野敬也氏のベストセラー「夢をかなえるゾウ」をご覧になりましたでしょうか。
私は日頃から重松清氏の小説を始め、ビジネス本や自己啓発本、はたまた仕事に直結する金融や保険関係の本を乱読する自称「活字好きおじさん」ですが、
・・・いやぁ凄い本に出くわしました。
この本は小説としても、ビジネス書としても、自己啓発本としても、見る角度によっては全てに対してオールマイティであります。
だからといって、この本の軸にあるガネーシャ(関西弁のゾウの神様)の教えをこの場で論じるつもりはございません。
内容に関しましては本当に素晴らしいので、是非読まれることをお勧めいたします。下記URLの「ちょっと立ち読み」で冒頭部分を読むことができますが、参考までに一部を下記に引用します。
「ええか?自分が会社に行く時も、営業で外回りする時も、自分がカラオケ行ってバカ騒ぎしている時も、靴はずっと気張って支えてくれとんのや。そういう自分支えてくれてるもん大事にできんやつが成功するか、アホ!」
(靴をみがく 夢をかなえるゾウ P24)
私がお伝えしたいのは、文章構成のうまさやあきさせない展開。肩の力の抜けた伸びのある直球!!という感じです。
いったいそれは何故なのでしょう?
選び抜かれた沢山の文献からの引用という裏打ちされた根拠。
またこれ以上ないほどの分りやすい表現や比喩。
それらが嫌でもシンプルにそしてダイレクトに気付きとなって心に飛び込んでくるのだと。
本当に大切なことって、難しくしてはいけないのだと・・・。
これを自分の日常業務に置き換えてみたい。
ひとつひとつの案件にしっかりと検討検証した上で、最善最適の提案をしているだろうか?
その上で、これ以上ないほどのわりやすいトークでお客様と接しているだろうか?
慣れや準備不足はないだろうか?
当社は「お客様のコンサルタントではなく、パートナーを目指したい!」と掲げています。
この本が性別や年齢、職業といったものを超越した次元で、愛され選ばれていること。
裏打ちされたデータと検証・構成。小学生にでも分るような表現と教え。
ここにこそ多くの方に選んで頂けるパートナーとしての、そのヒントが濃縮しているのではないでしょうか。
決して大袈裟ではなくそう思います。長きにわたって頼られる存在(企業)を目指したい。そう確信しました。
それには「知識」や「技術」や「習慣」など、まだまだ学ばねばならない事が山積ですが、それらに対する「姿勢」についてガネーシャは沢山の事をこの本で教えてくれました。
最後に私が一番心にとまった部分を引用して、今回のまとめとさせていただきます。
「ガネーシャの教えにはあなたを変えるだけの力がない。
なぜならあなたが変わるにはあなたの決断とあなたの行動が必要だからです。
本当に必要なのはガネーシャの教えではなく、
あなた自身の行動であることをガネーシャは知っています。」
(ライフコンサルティング部 田村哲也)