セカンドオピニオン疾患別内訳、トップ10をガンが独占
厚生労働省がセカンドオピニオン外来実施医療機関の利用状況調査に関する報告書を公表しました。これによるとセカンドオピニオンの外来数は2007年に1729件と、診療報酬改訂前の2005年から倍増したそうです。
これは2006年の診療報酬改訂で、主治医がカルテや画像のコピーなどの診療情報を提供すれば5000円の報酬を受取れるようになったため、患者が利用しやすくなったことが影響したとみられています。
セカンドオピニオン外来を何らかの窓口で受け付けている病院は34.1%ですが、過半数(62.5%)は「セカンドオピニオン外来はとくに受け付けておらず、そのような受診希望があれば通常の『紹介状持参の初診』として扱っている」病院でした。
セカンドオピニオン外来を何らかの窓口で受け付けている病院の病床規模は、「300床以上500床未満」が39.9%で最も多く、次いで「500床以上700 床未満」が22.2%と、より大規模な病院が多い傾向があります。
つまりその分野の専門医がおり、なかなか一般では診察してもらえないような病院は、概ねセカンドオピニオンに対応しており、セカンドオピニオンからの患者さんを優先的に受け入れているのが現状です。
なおセカンドオピニオン外来の疾患別内訳をみると、実にトップ10をガンが独占している状況です。11位以降は、その他の脳血管疾患、悪性リンパ腫、脊髄障害と続きます。
■セカンドオピニオン外来の疾患別内訳
1 気管、気管支及び肺の悪性新生物・・・250件
2 胃の悪性新生物・・・163件
3 乳房の悪性新生物・・・158件
4 その他の悪性新生物・・・119件
5 肝及び肝内胆管の悪性新生物・・・101件
6 前立腺の悪性新生物・・・55件
7 子宮の悪性新生物・・・40件
8 白血病・・・35件
9 直腸S状結腸移行部及び直腸の悪性新生物・・・32件
10結腸の悪性新生物・・・25件
ちなみにセカンドオピニオン外来の基本料金は以下の通り。
30分 10000円~10500円・・・25.4%
60分 10000円~10500円・・・16.2%
30分 5000円~5250円・・・11.6%
セカンドオピニオン外来を「専門窓口を設けて受け付けている」病院に限ってみると8927円と高くなりますが、セカンドオピニオン外来の専用時間帯を設けている病院に限ってみると8020円と安くなります。
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