チャンスは1度きり、増車・減車のときは要注意!
今回は車を複数台(2~9台)、お持ちの方への耳寄り情報です。
個人、法人を問いません。
さて、まずは基本的なお話ですが、自動車保険には「保険を使うと翌年、保険料が上がる(厳密には上がる方向で保険料が算出される)」という仕組みがあります。
これは自動車保険には「等級」というものが定められ、この「等級」に応じた割引率(場合によっては割増率)で保険料が計算されることで成り立っているためです。
初めて自動車保険に加入する場合、6等級からスタートします。
その後1年間、無事故で過ごした場合、等級は1つ上がり7等級になります。
最高で20等級まであり、その場合の割引率は60%になります。
逆に事故があって保険を使うと、1件につきなんと3等級も下がってしまいます!
1等級が下限で、この場合は何と60%の割増になります。
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ここからが本題です。
複数の車を持っている場合、購入時期や事故の有無で等級はまちまちであることが多いと思います。
例えばずっと無事故だった保険料ベースの安い軽自動車の等級が10等級で、この間買ったばかりで保険料ベースの高いベンツ(BMWやレクサスでも結構です)は6等級。
こんなとき「等級を交換できればいいのになあ」と思いませんか?
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古い車を新しい車に買い換える場合、実は等級は引き継がれます。
このことをご存じの方は意外に少ないのではないでしょうか?
一方、古い車はそのままで車が1台増える場合、この増えた車は「6等級」からスタートします・・・
実はここに自動車保険を上手に活用するポイントがあります。
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■ケース1 車が1台増えるとき(増車のとき)
古い車が10等級の軽自動車で、新車が高級車の場合、軽自動車と新車を入れ替える、すなわち新車に10等級を付けてしまい、軽自動車に6等級を適用させることができるのです。
こうした等級の付け替えは、車が1台増えるとき(新車、中古車を問いません)に可能です。
また保険会社によっては2台のうち1台を手放したとき(減車のとき)にも行うことができます。
「1台増える」ときはもちろん、「1台廃車して、代わりに1台購入」という場合でも大丈夫です。
後者は既に車を2台以上所有しているときにあてはまる場合があります。
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■ケース2 2台以上所有していて、車を買い替えるとき
車Aは軽自動車で8等級、車Bは小型の乗用車で去年の事故で3等級だとします。
今回、Bの代わりに新車Cを入手しました。
CはBよりもグレードのいい車で車両保険も付けておきたいといった場合、CをAと入れ替えて、AはBの等級を引き継ぐということができます。
この場合、C:8等級、A:3等級となります(Bは廃車)。
保険料が高くなりそうな高級乗用車などには、なるべく良い等級を当てはめていく方法ですが、一度この方法を活用した方は必ず、次もこの方法が使えないか考え、上手に自動車保険をかけられているようです。
複数の車をお持ちの方は、さらに増車する場合、あるいは入替をする場合に、ご検討されることをおすすめします。
文章では分かりにくいので、ホームページで詳しく図解しています
⇒ http://www.kaishanohoken.com/mm081104.html
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◎ノンフリート等級別料率制度の割引率
(法人コンサルティング部 小鳥秀明)