介護の現実から備える保険
◆介護現場の現実◆
今回は介護保険と健康保険に関するお話です。
この2つの保険は非常に分かりづらい面があり、
特に介護保険と健康保険の境界にあたるところを
素人が理解するには困難が伴います。
私の場合、父が介護施設に入所しているのですが、
月額23万円もの実費負担がかかっており、
父の年金を充当して何とかしのいでいます。
さて身内の経験から介護の現状を知った訳なのですが、
はっきりしたことは、
『お金のない人は「身内」が自宅で介護をしなさい』
という制度だということでした。
いつの日か、自分が介護されるときのことを想像すると、
思わずぞっとします。
皆さんはどうか分りませんが、
自分は頑固なところもあるせいで、
下の世話を身内、妻だけでなく、
もしかしたら息子や将来の嫁にしてもらうには
強い抵抗を感じます。
◆介護保険の重要性◆
父も介護施設に入所することで、
息子や嫁たちに看てもらう心苦しさから解放され、
週末に孫と面会に行くと楽しいひと時を楽しんでくれています。
これも月額23万円の自己負担を賄えるが故であり、
もし負担できなければ自宅介護、身内が介護という選択を
しなければなりませんでした。
今、現実に自宅で介護をされている方は、
大変なご苦労をされていることと思います。
このメルマガで私がお伝えしたいことは、
今元気な方々、現役世代の方々が自分の将来において、
自らが介護を必要とすることになったときに役立つ資金準備を
真剣に考えて欲しいということです。
介護状態になったときに保障(補償)する保険は
複数の保険会社から出ていますが、
保険料、補償される事由、期間など、
約款を詳しくみると各社で内容が大きく違います。
生命保険のように死亡という
明確な支払い事由ではない民間介護保険だからこそ、
イザという時に使える保険であって欲しい。
そんな中で私自身はある保険会社の保険を選びました。
みなさまもご自身が介護状態になったときのことを
想像してみてください。
そしてそのときの対策を真剣にお考えください。
(法人コンサルティング部 吉田孝史)