台風に備える火災保険!
この時期は毎年、台風によって
突風や洪水などの被害が報告されていますね。
最近、営業現場では
『台風による被害をどのようにカバーするのか?』
など、多くのご質問をいただきます。
ここで考えられるリスクとしては、主に「風災」と「水災」になります。
今回のメルマガは火災保険に絞り、
「風災」と「水災」についてご案内いたします。
≪風災≫~風による災害~
●台風や暴風雨等の強い風による災害により、建物や家財が被害に
遭った場合が対象です。
「強風によって屋根がはがされてしまった」
「強風で折られた木の枝が飛んできて窓ガラスが割れた、外壁にひびが入った」
「駐車場入口のシャッターが強風で捲り上げられて壊れた」
このような被害が該当します。
また、「屋根が飛ばされ」たり「窓ガラスが割られた」たりしたことで、
雨が室内に吹き込んで水濡れの被害をもたらしたといったケースも保険の対象に
なります。
ただし窓を閉め忘れていたために雨が吹き込んだとか、あまりにも豪雨だったので
雨漏りしたとかという理由では、残念ながら保険の対象になりません。
「風」が原因ではないからです。
●20万円以上の損害額でないと、請求できない契約も?
「風災」については次の点も注意が必要です。
加入している保険の種類によっても異なりますが、
『被害額が1構内で20万円以上にならないと保険がおりない』場合があります。
屋根が飛ばされて修理すると25万円かかるといった場合、25万円が保険から
おります。
しかし、窓ガラスが割れて交換するのに作業代込みで19万円だった場合、
1円もおりません。
(保険金の支払われ方が「新価」で費用保険金を考慮しない場合)
各保険会社の火災保険も最新型のものはこの20万円のバーを低くしたり、
なくしたりしているので、今後の火災保険選びのポイントにしてもいいでしょう。
なお、よほど特殊な火災保険(営業用倉庫向け火災保険など)でない限り、
廉価版(エコノミータイプ)の火災保険でも「風災」は補償されます。
≪水災≫~水による災害~
●台風や暴風雨、豪雨等により発生した洪水、高潮、土砂崩れ等で、
これらの水害によって建物や家財が被害に遭った場合が対象です。
例えば、洪水による床上浸水などが挙げられます。
「大雨で川が氾らんし床上浸水」
「川の氾らんで家が流される」
「集中豪雨により、がけ崩れが発生し、土砂で家屋が押し流された」
といった被害が水災に該当します。
保険で言う「水災」とは、「雨水が一度、地上や河川に落下した後に、
その水量の多さで引き起こす損害」と言い換えてもいいでしょう。
床上浸水など、ひとたび被害が起きると、その被害は甚大かつ広範囲にわたる
という特徴があります。
「水災」は床上浸水または地盤面より45cmを超える浸水の被害を受けた時に
補償することが一般的なので、ここはぜひ確認しておきたいところです。
●水災が補償範囲ではないことも?
火災保険加入するだけでは、水災が補償されない場合もあります。
補償されるのは「住宅総合保険」あるいは「新型火災保険」です。
ただし、新型火災保険については、水害補償の有・無を選択できる
商品があるため、どのような契約をするかによって異なります。
また「住宅火災保険」の場合、水災の補償はありません。
水災が補償範囲に含まれない場合は、もちろん保険料も安くなります。
しかし、洪水や土砂崩れの恐れがある場合、水災の補償は
確保するべきでしょう。
また、どの地区が水災の恐れがあるか一般の方も下記のURLから
調べることができます。
国土交通省 ハザードマップポータルサイト
http://disapotal.gsi.go.jp/
浸水予想区域図(東京都のみ)
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/suigai_taisaku/index/menu02.htm">
●「雨漏り」は「水災」ではない!?
また、よくご相談をいただくケースに「雨漏り」がありますが、
ここまで述べてきたことに照らし合わせると、雨漏りは雨水が地上に落下してから
引き起こされるわけではないので、「雨漏り」が「水災」になるというのは、
考えにくいと言えるでしょう。
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日本は地震や台風など、自然災害が多い国だと感じます。
火災保険は、火災のみならず自然災害による損害も補償する機能があります。
今回は「風災」と「水災」について、ご案内いたしましたが、メルマガを通じ
読者の皆様のお役に立てる情報をお伝えしていきたいと思います。
「そういえば、うちの火災保険の補償内容は何だったかな?」と思われたら、
ぜひ、保険情報サービスにご相談ください。
(法人コンサルティング部 小鳥秀明)
◎お問い合わせ
https://ssl.alpha-mail.ne.jp/hoken-joho.co.jp/c_houjin.htm
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