銀座線でレフェリー
「ナガタロック忘年会」の帰り道、赤坂プリンスホテルのクリスマスツリーを眺め、とっても楽しい気分で赤坂見附駅に向かいました。
土曜日、午後10時過ぎの銀座線は、それほど混んでませんでしたが、座れず入り口付近の優先席の横に立ちました。
表参道駅の手前で、「か細い初老の男性」(以下「か細い」)が隣の車両から、移動してきました。
優先席の前に立ち、大きなデイパックを背中しょった「ジャージ姿の50過ぎの男性」(以下「ジャージ」)に、「通してください」と声をかけました。
しかし、なぜかジャージは、道を開けようとせず、口論になりました
「どいてくれ」
「道を空けるかどうかは個人の勝手だ」
しばらくこんな口論をしていましたが、表参道駅に電車が近づいたので、か細いがジャージの背中を押し、出口へ向かいました。
「頭がおかしいんじゃないか」
などのやり取りが聞こえてきましたが、次の瞬間、ジャージがか細いの顔面を平手で殴りました
「バシッ」って大きな音がしたので、車内の視線が一斉に二人に集まります
か細いが、仕返しをしようと身構えますが、ジャージはスポーツ指導員か審判をやっているらしく、胸には「少年・・・」の刺繍があり、体格的には明らかにジャージが有利
にらみ合う二人
これ以上やらせると、か細いがけがをしそうなので、「やめな!」って両者の間に入り、二人の手首をつかんで、電車を降ろしました
ホームに降り、ジャージに向かい「ずっと見てたけど、あなたが悪いと思うよ。謝りな。」と声をかけました。
すると、ジャージは、「先に手を出したのは、か細いの方だから、私は悪くない。」
と、もっともらしい反論をします。
私「手を出したって、あなたがどかないから押しただけでしょ。あなたは完全に殴ってるよ謝んなよ」と諭しましたが、頑として私のいう事を聞きません
私「じゃあ、駅の事務室行くか?」っと尋ねても、謝ろうとしません。
仕方がないので、二人を駅の事務室に連行しました
駅の事務室で簡単に状況を説明すると、「暴行してるので近くの派出所に行きましょう。」
と駅員さん
再度、私はジャージに「謝るんなら、今だよ。警察に行って暴行事件とかになったら、大変だよ。」と、諭しました。
ジャージは、ちょっと考えて、「どうもすみませんでした」
って、響の長友ばりの謝罪をしました
私の頭の中で、
『ブチッ』っと、音がしました
私「それで謝ってるつもりか!あなた少年☓☓☓の指導員とかしてるんでしょ。そんな理不尽なことばっかり言って、胸にそういうマーク付けて恥ずかしくないのかよ・・・」
静まり返る駅事務室・・・
それでも、ジャージが謝罪をしないので、駅員さんと一緒に二人を派出所に連行し、お巡りさんに引き渡しました。
お巡りさんは、二人を引き離し、別々に事情を聴きます。
か細いに対し、「事件として被害届を出しますか?」
とお巡りさんが聞きます。
か細い「ジャージが本当に謝罪してくれれば、そこまでしなくてもよいです・・・」
派出所の中では、ジャージがお巡りさんと話をしていました。
しばらくして、「ジャージが謝罪をすると言っているので、話をしてくれますか?」とお巡りさん。
二人が派出所に入り、ジャージが深々と頭を下げ、やっと一件落着
か細いさんから、とっても丁寧に何度もお礼を言われながら、三軒茶屋まで一緒に帰りました。
忘年会シーズン、お酒が入って、いろいろな事件に巻き込まれないように皆さんも注意してくださいね
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