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小橋川会計事務所ブログ

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2009年9月30日

民主党政権で税制改正議論がスタート!!

(祝日と祝日の間をまたお休みとする何とも素晴らしい国民の休日のおかげで)
できあがった長い連休が終わりました。長い方は9連休だったらしいです。
 先日もゴルフをご一緒した方々とその話をしていたら余りにも休みが多くて遊んでいるのか仕事をしているのか不安になったり、スケジュールを見たらツアープロのようになっていたりと皆さん思い思いの秋休みを満喫しておられました。
 そんな中、新たな政権を任された民主党大臣の方達はお休み中も精力的に動き回られていましたから、動きまわるという点に限れば政権運営として順調なスタートをきったといえるかもしれません。
 私たちの業界に関係することに目を移しますと、もちろん政府税制調査会があります。
先週頃から本格的にスタートした議論の内容をみてみると・・・・
 ○ 揮発油税(ガソリン・軽油)の廃止
 ○ 自動車取得税税率引下げ
 ○ 住宅ローン・エコカー減税
などなど様々な政策減税が予定・継続実施される模様。

その中でも私たちに一番関係の深い二つの税金に注目してみました。

特に、注目されるのは時限立法としての中小企業を対象とした法人税の軽減税率。なんと18%から11%に。本来は30%のものが所得800万円以下まで22%に引き下げている税率に照らしても半額です。(財源は足りるのでしょうか。中小企業は赤字が多いという意見もありますが、現場からいわせていただくと結構黒字企業はこのご時世でも多いと感じますからかなり心配です)法人税の繰越欠損金の還付金額も既に相当額に上っており事務処理が追いつかず、現在申告から3か月を越えての還付処理となっていることを考え合わせると心配なところです。
 そして一番みなさんが気にされている税金。1つ当たり77円・47円・28円かかっているもの。さて何でしょう。

 正解は350mlに換算したビール・麦芽比率25%未満の発泡酒・そして第3のビールと業界で呼ばれているその他の発泡酒にそれぞれかかっている酒税です。
民主党はこれらを横並びにして税率を設定するようなので、本来のビールは安く第3のビールは高くなるのかもしれません。いずれにしても安いに越したことはないので、民主党の皆様、ぜひ懐に優しい大岡裁きをお願いしま

2009年9月17日

新たな政治の夜明け

ついに鳩山新政権がスタートした。

矢継ぎ早に繰り出されるマニフェストに記された施策への一つの回答となるアクション。
これまでとは違った政治側面を見た気がする。国民とのコミュニケーションを通じた行動力が心地いい。このスピード感を是非継続していただきたい。
無論その真価が問われるのはこれからではあるが、官僚主導の政策ではなくすべて国民の意思を尊重した形で動いている姿が何か今まで以上に新鮮に映るのかもしれない。また来年には参院選も控え、ここであぐらをかいているわけにもいかないのだろう。


政治家は、国民の負託にこたえるべく選ばれた者であるからこそ自らを律し、自己の利益や保身を封印しなくてはこれほどの重責を担うことなどできない。
そうした意味ではこれまでと異なり、官僚政治に対し真っ向から対峙してきた論客をすべてそのトップに据えていく人事はとても興味深い。すべての担当省庁で軋轢が生じることが、百も承知の上であるからこれを恐れず民意を反映した行動かつ客観的なデータおよび根拠をもとにした実行力をいまここに示してほしい。
いま医療・雇用・景気・教育・外交など全ての面で問題が山積停滞している時期でもあり、国庫への給与1割自主返納・特定議員と官僚の接触禁止等自らが即時に対応できることから実行に移していることなども十分評価されるべきであろうが、さらなる行動力に期待したい。

どの政策においても全員賛成というものなどありはしない。であるならば、私個人は除外し日本全体として国民が一番豊かで平和な暮らしを享受できる方向を目指してほしい。
本当の意味での政治力を日本に作り出すためにも、与野党問わず政策の意義を真に国民のためだけを考え白熱の議論を戦わせ日本丸という船を最良の方向へ導いていただきたいという気持ちでやまない。

2009年9月15日

1Q84ってご覧になりましたか

村上春樹氏は日本が誇る作家として良くも悪くも批評の的に晒される方ですね。最近出版された表記の本を読ませていただきました。経歴を調べてみると自分と近い部分が多々発見され親近感が湧いてきました。
例えば大学卒業後、ジャズ喫茶経営(私もジャズが大好きで聴くだけでなく、管楽器を吹いています)そしてその傍ら執筆活動に勤しみ、文壇に登場(全く似てません)。また、身体を鍛えるためにマラソンを続け(私も走るのが好きでマラソン大会などに参加)ついにはトライアスロンまで参加(ここまでは未到達です)等。
とはいえ作家というと何か自分の中では、ある種特別な職業なのではという思いがありまして。試験で合格するものでもなく(もちろん芥川賞他多数の文学賞はあります)、その文章・文体に制約があるものでもなく読者が評価して初めて職業として認めてもらえるような一種独特な風味を感じます。
同作品に目を移してみると、普通我々が描写する場合は経験談であったり他の情報からの焼き直しであったりする場合が多いのですが、彼の場合複雑な男女関係を絡めながらも非日常的な毎日を極めてクール(感情に匂いがなく透明な感じとでもいうのでしょうか)に描いている点に他の作家と違う趣が見られますね。
氏の他の作品と通じるところは、親切じゃない部分でしょうか。文章はとても丁寧で内容も平易なのですが物語の結末にあたりそれまで紡ぎあげてきたものを全てクリア(すっきりさせる)することなく、読後に立ち戻らせて読者に何かを考えさせようとするようなものでしょうか。
そんな思いに自分自身憤りながらも、また以前読んだ作品や読んだことのない作品にも手をつけてみようかなと思いを新たにさせるような自分も存在させられる。そんな作品でした。

2009年9月10日

最近直樹にはまっている私

なんて言ってもそれだけではなんのことか。さっぱりという向きの方に。
ヒントをひとつ。
 ○○○少年原作者、漫画家。
 ピンときたあなたは、映画通それとも漫画通?
そう浦沢直樹といえば、私ぐらいの年代(秘密です)なら"YAWARA"でしょうか。
あの谷(田村)亮子選手が柔道で華々しい活躍を見せ始めた頃だと思います。
その頃って実はものすごく少年漫画が隆盛の時代で、鳥山明(「Dr.スランプ」「ドラゴン・ボール」)さん,原哲夫「北斗の拳」さん、車田正美(「リングにかけろ」「聖闘士星矢」)さんなど今でも
きらきらと輝いている作品があったころです。
そんな中出てきた浦沢さんの漫画はどちらかといえば、小さい頃から祖父に鍛えられた少女が強くなっていくという至極当たり前のスポ根漫画だったと記憶しています。(私自身がそれしか知らなかったので)
ところがどっこい、そんな思い込みは大人になってから見事に覆されました。というのもそこから先、彼が発表した作品を目にすることになったからです。むしろ最初からそうした方向に進みたかったのかもしれませんね。
イギリス特殊部隊の経歴をもつ考古学者としての大学講師キートン先生が難事件とぶつかる「MASTERキートン」、さらにはベルリンの壁崩壊後に起きた次々と起きる殺人事件を描いたサイコスリラー「MONSTER」そしてご存知子供時代に描いた本が大人になってから現実化していく様を描いた「20世紀少年」。どれもこれもストーリーの練り方が重厚でなにか歴史小説を読むかの如き味わいを感じさせてくれます。
これはもう漫画とはいえません、これは大人世界でも十分通用する「MANGA」といえるのではないでしょうか。
もちろん先ごろ公開された映画版20世紀少年の最終章も見させていただきました。ともだちの正体は誰かが本編の注目部分ではありましたが、映画としても十分よい出来だったので原作ファンも納得いくものになっていると思います。そこはドラゴンボール・エボリューションとの大きな違いかも。
浦沢さん、現在連載中の「BILLY BAT」も含めてこれからも大人にも読ませるものを期待しています。

2009年9月 2日

真夏の陽気と新型インフルエンザ

今年の暑さは近年に比較すると、それほど暑くないらしい。
それでも夏の日差しが二の腕や頭頂部に容赦なく照りつけてくる。
この暑い最中に猛威を振るいはじめた新型インフルエンザ。

夏の中下旬は中高の部活が一番盛んな時期であり、もっとも接触が多い時期でもある。
インフルエンザが流行り始めたらひとたまりもない。
インフルエンザの時期もこんなときというのもあまり記憶にない。
案の定、若い子達から感染が広がりワクチンも不足が伝えられている。

ニュースでは感染状況やどこそこで何人が重病あるいは死亡といったネガティブな情報しか聞こえてこない。
できることなら、もっと有益な情報たとえばどのように予防し、感染経路がどこからなのか、潜伏期間はどのくらいなのか、安全な生活法の目安といったことを細かく伝えて欲しいものである。

わたしくらいの年齢ももちろん妊婦・幼い子や医療従事者等ではないため、ワクチンの摂取が可能となるのは遅い時期であろう。

ただプロ野球選手のような特殊職業であるならその例外は認められないのだろうか。
猛威から逃れるため家で大人しくしている庶民の娯楽確保のためにも、そうした職業の方々にも先手を打っていただくのも一考かもしれない。

ちょっと待てよ、そうすると球場に応援に来る人たちも・・・・・

うーん、これは難しい問題かも。