民主党政権で税制改正議論がスタート!!
(祝日と祝日の間をまたお休みとする何とも素晴らしい国民の休日のおかげで)
できあがった長い連休が終わりました。長い方は9連休だったらしいです。
先日もゴルフをご一緒した方々とその話をしていたら余りにも休みが多くて遊んでいるのか仕事をしているのか不安になったり、スケジュールを見たらツアープロのようになっていたりと皆さん思い思いの秋休みを満喫しておられました。
そんな中、新たな政権を任された民主党大臣の方達はお休み中も精力的に動き回られていましたから、動きまわるという点に限れば政権運営として順調なスタートをきったといえるかもしれません。
私たちの業界に関係することに目を移しますと、もちろん政府税制調査会があります。
先週頃から本格的にスタートした議論の内容をみてみると・・・・
○ 揮発油税(ガソリン・軽油)の廃止
○ 自動車取得税税率引下げ
○ 住宅ローン・エコカー減税
などなど様々な政策減税が予定・継続実施される模様。
その中でも私たちに一番関係の深い二つの税金に注目してみました。
特に、注目されるのは時限立法としての中小企業を対象とした法人税の軽減税率。なんと18%から11%に。本来は30%のものが所得800万円以下まで22%に引き下げている税率に照らしても半額です。(財源は足りるのでしょうか。中小企業は赤字が多いという意見もありますが、現場からいわせていただくと結構黒字企業はこのご時世でも多いと感じますからかなり心配です)法人税の繰越欠損金の還付金額も既に相当額に上っており事務処理が追いつかず、現在申告から3か月を越えての還付処理となっていることを考え合わせると心配なところです。
そして一番みなさんが気にされている税金。1つ当たり77円・47円・28円かかっているもの。さて何でしょう。
正解は350mlに換算したビール・麦芽比率25%未満の発泡酒・そして第3のビールと業界で呼ばれているその他の発泡酒にそれぞれかかっている酒税です。
民主党はこれらを横並びにして税率を設定するようなので、本来のビールは安く第3のビールは高くなるのかもしれません。いずれにしても安いに越したことはないので、民主党の皆様、ぜひ懐に優しい大岡裁きをお願いしま