新たな政治の夜明け
ついに鳩山新政権がスタートした。
矢継ぎ早に繰り出されるマニフェストに記された施策への一つの回答となるアクション。
これまでとは違った政治側面を見た気がする。国民とのコミュニケーションを通じた行動力が心地いい。このスピード感を是非継続していただきたい。
無論その真価が問われるのはこれからではあるが、官僚主導の政策ではなくすべて国民の意思を尊重した形で動いている姿が何か今まで以上に新鮮に映るのかもしれない。また来年には参院選も控え、ここであぐらをかいているわけにもいかないのだろう。
政治家は、国民の負託にこたえるべく選ばれた者であるからこそ自らを律し、自己の利益や保身を封印しなくてはこれほどの重責を担うことなどできない。
そうした意味ではこれまでと異なり、官僚政治に対し真っ向から対峙してきた論客をすべてそのトップに据えていく人事はとても興味深い。すべての担当省庁で軋轢が生じることが、百も承知の上であるからこれを恐れず民意を反映した行動かつ客観的なデータおよび根拠をもとにした実行力をいまここに示してほしい。
いま医療・雇用・景気・教育・外交など全ての面で問題が山積停滞している時期でもあり、国庫への給与1割自主返納・特定議員と官僚の接触禁止等自らが即時に対応できることから実行に移していることなども十分評価されるべきであろうが、さらなる行動力に期待したい。
どの政策においても全員賛成というものなどありはしない。であるならば、私個人は除外し日本全体として国民が一番豊かで平和な暮らしを享受できる方向を目指してほしい。
本当の意味での政治力を日本に作り出すためにも、与野党問わず政策の意義を真に国民のためだけを考え白熱の議論を戦わせ日本丸という船を最良の方向へ導いていただきたいという気持ちでやまない。