老齢厚生年金の未払いと過払いが合計12億円
8月30日付日経新聞の記事によると、社会保険庁は8月29日に、老齢厚生年金の未払いと過払いが合計3万2972件、約12億円あったと発表しました。
雇用保険の被保険者期間が5年以上ある60歳以上65未満の人で、雇用保険・厚生年金共に加入していて、給与がある程度引き下げられた場合、高年齢雇用継続給付金を受給できますが、この際、厚生年金の一部が支給停止されます。
社会保険庁の年金給付システムのプログラムミスにより、余分に停止されてしまったようです。
また、夫の厚生年金加入期間が20年(40歳以降15年)以上あり、妻が65歳未満で年収が850万円未満であることによって、夫の厚生年金に上乗せして支払われる加給年金の過払いや、老齢基礎年金の過払いも見つかったようです。
加給年金は扶養手当みたいなものですが、妻の年収が850万円未満であれば支払われるっていうのは、どう考えてもおかしいですよね。
年金が少なくて文句を言う人は沢山いますが、もらいすぎて文句を言う人は誰もいませんからねえ。