最低賃金、時給15円上げ700円台へ
本日付日経夕刊の記事によると、中央最低賃金審議会小委員会は本日、全国平均で時給を15円程度引き上げることを決定しました。
この結果として、全国平均の最低賃金は初めて時給700円を超えることになりました。ちなみに、現在の全国平均最低賃金は時給687円です。
引き上げの目安は、全国都道府県を経済状況などに応じて、A~Dの4ランクに分けています。
Aは東京や大阪などで15円、Bは埼玉や京都などで11円、Cは北海道や宮城などで10円、Dは青森や沖縄などで7円としています。
最低賃金が生活保護費を下回っている12都道府県(ちなみに東京都が最高で80円)は、2~3年で逆転現象を解消するよう求めています。
中央最低賃金審議会は、明日6日に都道府県ごとに引き上げ額の目安を答申し、各都道府県最低賃金審議会が正式に決定し、10月中に新しい最低賃金が適用されることとなりそうです。