2年前に亡くなった叔父が夢に
一昨日までの暑さが嘘のようで、半袖では寒さを感じるほどの昨日のけだるい午後のこと、近頃話題の小林多喜二の本を読んでいました。「蟹工船」に続いて「党生活者」を。
椅子の背もたれに頭を預けながら本を読んでいるといつの間にか寝てしまったらしい。夢の中にちょうど2年前に70歳で亡くなった叔父が現れ、労働基準監督署の是正勧告と就業規則について聴きたいと、家の一角にある事務所にやってきました。
叔父の家は我が家のすぐ裏手にあり、生前はしばしばひょっこりと仕事中に事務所にやってきました。いつもは親父が応対していたのですが、昨日の夢の中では私が応対しました。
「チェッ、せっかくのお盆休みで、しかも日曜日に仕事の話なんかしやがって 」と心の中で毒づきつつも、「しかしなんでそんな話をするんだ?叔父さんはとっくに農協での仕事を辞めて悠々自適の生活をしているはず。是正勧告や就業規則に何の関わりがあるんだ?」と訝しながら就業規則の本を書棚から取り出したところで目が覚めました。
目覚めた後、夏の終わりの喪失感とともに妙な悲しさと寂しさを感じてしばらくボーッとしていました。そうか、もう叔父さんはこの世にいないんだ。お盆だからひょっこり顔を出しにやって来たのだろうか?