標準報酬月額改ざん、社会保険庁職員の関与を認定
NIKKEI NET(日経ネット):主要ニュース-社保庁職員の関与認定 厚生年金改ざん、1人処分へ
社会保険庁は9日午前、厚生年金を算定する際の基礎となる「標準報酬月額(月給水準)」の改ざん疑惑に関する調査結果を公表した。調査した17件のうち1件について同庁職員の関与を認定。
結局、標準報酬月額の改ざんには社会保険庁職員が係わっていたことが明らかになりました。
厚生年金の保険料(健康保険も同様)は給料(正確には標準報酬月額)に応じて決定します。これを本人と事業主で折半して納付します。
社会保険料の負担を少しでも減らしたい事業主と本人、社会保険料の納付率を少しでも上げたい社会保険事務所と利害が完全に一致!!
改ざんに係わっていた職員は懲戒処分されるそうですが、保険料の負担が少なくてすんだ事業主、手取り収入が増えた本人、納付率が上がった社会保険事務所。
関係者全員がハッピーな思いをしたじゃありませんか。それを今になって、年金が減らされるとか、減らされたとか、何を騒いでいるんでしょうねえ。
改ざん記録が認定されれば、正確な標準報酬月額に訂正されるそうです。それならば、本人や事業主から過去にさかのぼって保険料を徴収しなければいけないと思いますが。