住宅ローン減税、控除上限は600万円に
NIKKEI NET(日経ネット):主要ニュース-住宅ローン減税、控除上限「600万円」軸に 期間10年が有力
政府・与党は2009年度の税制改正で、住宅を取得した人が住宅ローン減税で所得税額の控除を受けられる上限をいまの160万円から、過去最高の600万円に引き上げるなど制度を大幅に拡充する検討に入った。
景気対策の一環として、住宅取得を促すのが狙いです。追加経済対策に盛り込んで、年末の税制改正論議で詳細を決めることとなりました。麻生首相の指示で、国土交通省と財務省が協議に入りました。
税額控除の上限を最高600万円、対象となる借入金の限度額を5,000万円~6,000万円とする方針です。
控除期間は10年間、控除率は1%、減税規模は6,000億円。そして大型減税の期間は2~3年となりそうです。
また、所得税が低くて控除しきれない人には、個人住民税を差し引ける制度の導入も検討することになりしまた。
更に、高齢者や障害者向けに住宅をリフォームした費用の一部を所得税から税額控除する「リフォーム減税」も対象を拡大することになります。
現在はローンを組む場合に限られていますが、これを自己資金でまかなった場合も減税対象となる「投資減税型」制度の創設も。