厚生年金標準報酬月額、大幅な引き下げが75万件
NIKKEI NET(日経ネット):政治ニュース-厚生年金の標準報酬「大幅下げ」75万件 改ざん問題拡大の様相
舛添要一厚生労働相は3日の記者会見で、厚生年金の算定基礎となる標準報酬月額の大幅引き下げ事例を公表しました。
今回調査を行ったのは、1.5等級以上標準報酬月額が引き下げられた、2.標準報酬月額の引き下げの日か翌日に厚生年金から脱退している、2.6ヶ月以上さかのぼって標準報酬月額を記録修正した――の3つの条件でコンピューター上の1億5000万件の記録です。
そのうち、5等級以上標準報酬月額が引き下げられたものは、約75万件、引き下げの当日か翌日に脱退したものが約15万件、6ヶ月以上さかのぼって記録を修正したものが約53万件にのぼります。
桝添厚労相は、すでに年金を受け取っている人については戸別訪問などで記録を修復すると言っていますが、 問題は確信犯をどうするか、だと思います。
社会保険事務所の事務官が一方的に報酬の改ざんをしたかのような報道が多く、社会保険料の負担が減って喜んだ確信犯の事業主に対する批判的な報道はほとんど見受けられません。
それはともかく、厚生労働省は桝添厚労相への直結メールをホームページで受け付けています。