社会保障の機能強化のための緊急対策~5つの安心プラン~
厚生労働省は9月29日、社会保障審議会年金部会(第11回)に社会保障の機能強化のための緊急対策として以下の5つの安心プランを提示しました。といってもこれは去る7月29日に発表されているので目新しいことはありませんが。
- 高齢者が活力を持って、安心して暮らせる社会
- 健康に心配があれば、誰もが医療を受けられる社会
- 未来を担う「子どもたち」を守り育てる社会
- 派遣やパートなどで働く者が将来に希望を持てる社会
- 厚生労働行政に対する信頼の回復
1の高齢者が活力を持って、安心して暮らせる社会の実現のため、意欲ある高齢者の勤労促進のための年金関連措置を検討し、在職老齢年金制度の見直しを検討するとありますが、これは働いても厚生年金の減額を少なくする方向で検討するのでしょう。
その他、確定拠出年金額の掛金拠出年齢を60歳から65歳に引き上げ、拠出限度額の引き上げ、従業員による掛金拠出を提言しています。
3の未来を担う「子どもたち」を守り育てる社会を実現するためには育児・介護休業法を見直し、子どもの人数に応じて育児休暇が取れる仕組みを導入、育児期の短時間勤務制度を強化する、男性の育児休業取得を促進する等としています。
4の派遣やパートなどで働く者が将来に希望を持てる社会を実現すためには、非正規労働者に対する社会保険の適用拡大、ジョブ・カード制度の整備・充実、ニート自立支援の充実、日雇い派遣規制、偽装請負・違法派遣の一掃などを挙げています。
詳細は以下のPDFファイルをご参照ください。
社会保障の機能強化のための緊急対策~5つの安心プラン~