「協会けんぽ」がスタートしました
昨日から、社会保険庁による政府管掌健康保険の運営を引き継いで、全国健康保険協会(協会けんぽ)がスタートしました。
今まで、出産育児一時金、高額療養費、傷病手当金等健康保険の給付関係は、都道府県にいつくもある各社会保険事務所で受け付けてもらえたのに、今後、給付関係の書類(任意継続関連も)はすべて各都道府県に1つだけ設置された健康保険協会に届出しなければなりません。
しばらくは各社会保険事務所に健康保険協会から1名ほど出向するとはいえ、彼らは書類を預かるだけ、基本的にはすべて郵送による手続となります。
健康保険の新規適用、資格取得、喪失、扶養等適用関係は、社会保険事務所を通して、各健康保険協会に書類が送られ、しかる後に健康保険被保険者証等が郵送にて交付されます。
届出から健保証の交付まで最低でも3日間はかかります。今までは、無理を言えば即日交付してももらえましたが、今後は一切できなくなります。
これまでと比べて利便性が大きく損なわれてしまいましたが、これも社会保険庁の不祥事から始まる国民の総意ですよね。
社会保険庁の不祥事に対して解体すべし、と声を張り上げていた人たちは誰も文句を言いませんよね。