出産育児一時金が地域ごとの金額に
厚生労働省は11月13日、現在一律35万円の出産育児一時金を来年秋から、地域ごとに異なる出産費用を反映させ、都道府県別の金額に変更する方針を固めました。
出産育児一時金に関しては、来年1月から一律38万円に引き上げられることが決定していますが、厚生労働省は、更に一歩進めて一時金自体被保険者自身に支給するのではなく、医療機関に直接支払う方針を固めています。
現在、出産育児一時金は健康保険の被保険者が費用を一旦、医療機関に支払い、出産後(事前申請もありますが)、一律35万円が健康保険組合や全国健康保険協会から被保険者の口座に振り込まれまる仕組みとなっています。
来年秋からは、地域に応じた金額が直接医療機関に振り込まれる仕組みとなるため、これまで、一時的にせよ高額の費用がかかっていた出産が、今後は費用を気になくても済むようになります。
もちろん、豪華な施設で出産するには別途費用がかかりますが。