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年金給付、2割減、厚生労働省試算、ただし・・・非常に甘い見通し

厚生労働省が2月23日にまとめた、5年に一度の公的年金の財政検証の結果によると、所得代替率(現役世代の収入に対してどの程度の年金をもらえるかを示す割合)は、最も基本的なケースで、2009年度の62.3%から2038年度以降は50.1%に低下し、約20%目減りすると試算しています
ところが、これは非常に甘い見通しで、積立金の運用利回りを4.1%に設定して計算したものです。2001年から2007年までの平均運用利回りは、2.3%に過ぎません。

年金積立金は、2004年の年金改革時の想定より10兆円も減少しています。これは、高齢者の年金給付抑制がなかなか進まないことも一因で、年金を減らそうとでもしたら、お年寄りは「年寄りいじめるのか」と大騒ぎ・・・

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