高額療養費の上限が引き下げられそうです
4月2日付日経新聞第5面の記事によると、高齢者医療制度に関する与党プロジェクトチームは近く方針案をまとめることになりました。
方針案は以下のような内容となります。
1.高額療養費の上限を引き下げ、低所得の高齢者が外来窓口で負担する上限額を大幅に引き下げる
2.失業で健康保険組合などの被用者保険から国民健康保険に移行した人の保険料を減免する
3.高齢低所得者の国民健康保険料85%軽減措置を継続する
4.高齢者医療制度への拠出金負担増で財政状況が悪化した健康保険組合への財政支援の拡充
など、となっています。
高額療養費はかつて、上限額が引き上げられました。今回は引き下げるとのことです。
最近は、過去への回帰が流行っているようです。雇用保険もかつては6ヶ月間被保険者期間があれば、失業給付を受給できたものが12ヶ月になり、いままた、6ヶ月間への短縮が図られました。
派遣も過去へ戻り、26業務だけ認めるように主張する野党も・・・
それならば、埋葬料も元へ戻してもらいたいものです。かつては、被保険者が死亡したときは、埋葬を行った家族に故人の標準報酬月額の1ヶ月分(10万円未満のときは10万円)が支給されていました。
それが、平成18年10月からは一律5万円しか支給されなくなってしまいました
どういうことかというと、それまでは月給50万円もらっていた被保険者が、亡くなった場合、平成18年9月までは残された家族に50万円が支給されていました。
それが、平成18年10月からは一律5万円しか支給されなくなってしまったのです・・・これじゃ死にきれません。