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HOME > 社労士 > 小林事務所 > ブログ > 非正規労働者の社会保険加入要件を緩和、安心社会実現会議

非正規労働者の社会保険加入要件を緩和、安心社会実現会議

政府の安心社会実現会議が27日、明らかにした報告書原案によると、非正規労働者への雇用保険、社会保険(健康保険、厚生年金)の各制度への加入要件緩和を提言しています。

本日の日経朝刊トップ記事に掲載されていますが、加入要件をどこまで緩和するのか、記事には書かれていません。

非正規労働者の雇用保険の加入要件については4月1日に1年以上の雇用見込みから、6か月以上の雇用見込みがあることに緩和されたばかりです・・・1週間の所定労働時間は20時間以上であること・・・これは変わらず。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyou/koyouhoken05/pdf/05.pdf

更に緩和するとなると、6ヶ月未満の雇用見込みであっても(例えば1ヶ月の雇用期間であっても)雇用保険に加入できるようになるのでしょうか。

1週間の所定労働時間は20時間以上、という要件はおそらく緩和されないと思います。

社会保険の加入要件緩和に関しては、かつて雇用保険の加入要件に合わせて、1週間の所定労働時間が20時間以上であれば、加入を義務づけようとしたところ、負担が増える経済界と夫の扶養から外れなければならななくなるパートタイマーの利害が一致して、棚上げされた経緯があります。

今度は、法人税率の引き下げで経済界の反対を抑え込もうとしているようですが・・・

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