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「伊藤博文」暗殺から100年

初代内閣総理大臣伊藤博文が、韓国の独立運動家「安重根」に暗殺されたのは、100年前の1909(明治42)年10月26日のことでした。

 

最近では、標的は伊藤博文ではなかったのでは、とみる学者も多く、伊藤博文が生きていたら、暗殺翌年の日韓併合は避けられてのではないか、とも言われています。

なぜなら、伊藤博文は明治末期おいて韓国側に最も理解を示していた実力者だったからだそうです。

以上は、毎日新聞10月31日朝刊第2面において岩見隆夫氏が「近聞遠見」というコラムで書いていたことです。

韓国では、政府主催で記念式典が開かれ、約1,200人が出席、鄭首相は暗殺事件が「民族の独立の意志を世界中に知らせた」と意義づけ、安重根を「民族の魂の表象だ」とたたえたとのことです。

ただ、国民の反応は冷静で、ブームや反日感情の高まりは見られないようですが・・・

さて、我が国日本ではどうでしょうか。新聞記事ではほとんど報じられませんでした。

私は、テレビはあまり見ないのでわかりませんが、おそらくほとんどニュースにはなっていないでしょう。

読売新聞や産経新聞のネット記事において微かに伝えられたところによると、日本での墓前祭の参加者は子孫や関係者などわずか100人・・・

岩見氏によると、伊藤博文は歴代60人の首相のなかでもAランクの別格。内閣制度の確立、憲法起草、日清戦争の勝利、条約改正、政党内閣の誕生など、近代日本の骨格を作り上げた業績は、長く記憶され、くり返したたえられていい、としています。

50年祭においては、吉田首相始め政官界のお歴々が墓前祭に参列、故人の偉業をたたえた、というのに、100年後の鳩山首相は・・・

岩見隆夫氏のコラムは以下から。
岩見隆夫のコラム - 毎日jp(毎日新聞)

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