不況のただ中にある現在、経営者側は定期昇給よりも雇用を重視する姿勢を打ち出しています。しかし、中小企業ならともかく、大企業であれば、定期昇給は可能なはずです。
なぜなら、大企業は多くの人材を抱えているため、高給取りの従業員が退職すると同時に、新規学卒者が入社し、新旧人材が入れ替わるため、総額人件費は変わらず、昇給も可能なはずですから。
勿論、そんなに単純な話ではないにしても、現状がいかに厳しい状況か、ということです。
ところで、新卒で入社しても定期昇給すらないとすれば、将来の生活設計すらできなくなってしまいます。
役割や成果に応じて処遇するのが理想的かもしれませんが、せめて学卒後数年間は定期昇給もすべきではないか、という意見もうなずけます