007は2度死ぬ
もう何度もテレビで見ましたが、今日もWOWOWで放映されたので、つい、見てしまいました。
これがまた、ものすごくおかしな映画でして・・・
犯罪組織スペクターとつながりのある日本の大企業「大里化学」の社屋がホテルニューオータニそのもの、日本の諜報機関長タイガー田中(丹波哲郎)の専用列車が地下鉄丸ノ内線そのもの(せめて、塗装し直すとか、ラッピングして欲しかった・・・)、大里化学の専用貨物船の名称がニンポー(忍法のことか?)、ショーン・コネリー分する007が日本人に変装すると言って、メイクを施されるんですが(なぜか大勢の水着姿の女性がよってたかってメイクします)、メイク後、どう見ても日本人には見えない・・・
タイガー田中が「日本の女は男に尽くすんだ」とかなんとか言って、これまた大勢の水着姿の女性に背中を流させ、「ボンド君、イギリスの女性は男に尽くすかね?」というような、現在では考えられないようなセリフを吐きます。
当時(1967年)、日本では女性が男性に尽くすのが当たり前、と思われていた時代です。
最後の方では忍者部隊が大立ち回り。もうひっちゃかめっちゃかですわ・・・
見所は、若林映子と浜美枝の美しさ
私は、若林映子がトヨタ2000GTのオープンカーで颯爽と登場するところが好きです。トヨタ2000GT、かっこいいのなんのって。
当時200万円ほどしたらしく、現在の価格にすれば2000万円ぐらいとか・・・
ちなみに、1967年当時の出演者達の年齢を調べてみると、ショーン・コネリー37歳、丹波哲郎45歳、若林映子28歳、浜美枝24歳、みんな若いですねえ。
まだ、東京タワーの周りに高層ビルがひとつもない東京、時代を感じさせるネオンサインなども見所です。