外国人にとっての看護師国家試験における用語のハードル
平成22年6月23日(水)に経済産業省にて、「看護師国家試験における用語に関する有識者検討チーム 第1回会議」が開催されました。
議題は以下の3点です。
(1) 日本語を母国語としない者の日本語習得における困難点
(2) インドネシア・フィリピンの看護の状況について
(3) 検討の進め方
議事の要旨は以下の通りです。
(1) 日本語を母国語としない者が日本語を習得する際の特徴や困難点について、看護現場で用いられる用語の種類やコミュニケーション方法による相違等の情報の共有及び意見交換を行った。
(2) インドネシア及びフィリピンにおける医療・看護の概況や看護教育制度、基礎教育カリキュラムの現状等について情報の共有及び意見交換を行った。
(3) 当検討チームにおける今後の検討の進め方について、次回以降の会議で、平易な日本語に置き換えても現場に混乱を来さないと考えられる用語の対応及び医学・看護専門用語への対応等について具体的に検討し、第4回にとりまとめ案を検討し、遅くとも、第5回会議でとりまとめを行う旨の作業スケジュールを確認した。併せて、本検討チームのとりまとめを医道審議会保健師助産師看護師分科会に報告した後、試験委員会に提示し、問題作成に反映させることを確認した。
用語の点で、外国人にとって、看護師国家試験のハードルが良い方向で引き下げられることを切に望みます。
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