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就職安定資金融資制度が廃止

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厚生労働省は平成22年7月1日、就職安定資金融資制度が、住宅手当及び総合支援資金貸付の創設等に伴い、利用件数が著しく減少していること等を勘案し、9月末を以てハローワークにおける新規融資の申請受付を終了し、制度を廃止することとしました。

就職安定資金融資制度とは、事業主都合による離職等に伴い住居を喪失した方に対して、住居入居初期費用等の貸付を行うものですが、住宅手当及び総合支援資金貸付の創設等に伴い、直近では融資件数が1月当たり100件を下回るなど(一都道府県当たり1~2件)、利用実績が著しく減少しており、この減少傾向は続く見込みです。

その上、依然として、悪質な不正利用が発生しているため、制度廃止までの間、ハローワークにおける離職や入居住宅等の事実関係の確認の徹底、申請に係る事業所情報・住居情報の一括管理、警察への積極的な情報照会の実施等の不正利用防止対策の強化を併せて実施することとしています。

利用が減り、悪用が増加したのでは廃止せざるを得ないでしょう。

悪用事例の態様は、詐取や行方不明が多く、暴力団の関与、その他組織的・集団的なものも多いようです。

リーマン・ショック後、大盤振る舞いの雇用調整助成金(中小企業緊急雇用安定助成金)の悪用も結構ありそうな気がします。

何しろ、今や無審査に近いほどハードルが低い助成金ですから・・・

厚生労働省:就職安定資金融資制度の廃止等について

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