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ヨーロッパ旅行では蚊に刺されないように注意!!

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厚生労働省検疫所では、蚊によるウェストナイルウイルス感染に注意を呼びかけています。


ウェストナイルウイルスは蚊によってうつるウイルスで、感染した人の1%弱に重症の脳炎などを起こします。


特に、50歳以上の人が重症になる可能性が高いとされています。有効なワクチンはなく、流行地域では蚊に刺されないことが非常に重要です。


ギリシャの保健当局はギリシャ本土でウエストナイルウイルス感染症の集団発生が生じたことを報告しました。


2010年8月16日の時点で、中央マケドニア地方を中心として、60例が確定診断され、死亡例が4例ありました。


少なくとも1例は中心都市のテッサロニキ市での症例でした。ギリシャではこれまで、動物でWNVは検出されていましたが、人での例はこれが初めてです。


厚生労働省検疫所は、ギリシャあるいはその他のヨーロッパ地域の旅行に際しては、蚊に刺されないように十分に注意するよう呼びかけています。


蚊に刺されないための対策は以下の通りです。


○ 可能な限り、しっかりと網戸がとりつけられているかエアコンが備わった、また、蚊をしっかりと駆除しているホテルやリゾートに滞在する。蚊取り線香も有効。


○ 長袖のシャツ、ズボンを着て、できるだけ皮膚の露出部を少なくする。


○ 流行地域では屋外にでかける場合や網戸が備わっていない建物にいる場合には、ディート(DEET)などの有効成分が含まれている虫よけ剤を、皮膚の露出部につる。使用する場合には、必ず添付文書にかかれた使用法を守る。日焼け止めを使う場合は、虫よけ剤を使用する前に日焼け止めをつける。


○ 子供、特に乳児への虫よけ剤の使用については、小児科医に相談する。虫よけ剤が使用できない場合、ベビーカーにぴったりと合う蚊帳でベビーカーをおおう。


詳細は、以下をご参照ください。

厚生労働省検疫所:ギリシャ中央マケドニア地方におけるウエストナイルウイルス感染の発生

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