「24時間地域巡回型訪問サービスのあり方検討会」中間取りまとめ
厚生労働省は、平成22年度老人保健健康増進等事業における調査研究事業により設置された「24時間地域巡回型訪問サービスのあり方検討会」の議論についての中間取りまとめが、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社より公表されたことを受けてホームページに掲載したところです。
中間取りまとめについては、10月28日(木)に開催される第35回社会保障審議会介護保険部会において、検討会座長(堀田力氏)より報告を行うこととしています。
なお、最終報告は来年1月下旬になる予定です。
中間取りまとめの概要は以下の通りとなっています。
24時間地域巡型訪問サービスの最終目標は、「単身・重度の要介護者」であっても、在宅を中心とする住み慣れた地域で、「尊厳と個別性」が尊重された生活を継続することができるような社会環境の整備にあります。
このサービスは「地域包括ケア」の仕組みを支える基礎的なサービスのひとつとして位置付けられるべきものであり、在宅生活の限界点を引き上げることを目的とし、適切なアセスメントとマネジメントに基づいて、時間帯を問わず、利用者に「必要なタイミング」で「必要な量と内容」の介護・看護サービスを提供するものである、と位置づけています。
24時間地域巡回型訪問サービスの基本コンセプトとして、(1)継続的アセスメントを前提としたサービス、(2)24時間対応、(3)短時間ケアの提供、(4)『随時の対応』を加えた『安心』サービス、(5)介護サービスと看護サービスの一体的提供の5点が上げられています。
厚生労働省:「24時間地域巡回型訪問サービスのあり方検討会」中間取りまとめの公表について
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