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HOME > 社労士 > 小林事務所 > ブログ > 健康保険の自己負担上限額、高所得者は月額25万円に?

健康保険の自己負担上限額、高所得者は月額25万円に?

今日の日経新聞朝刊トップ記事に、政府は健康保険での高額療養費の1ヵ月当たりの自己負担限度額の見直しをする、とありました。

現在でも所得に応じて自己負担の上限額に差が付いていますが、それでも低所得者にとっては辛い負担となるため、政府としては更に所得格差を拡大する方針です。

現行制度下での自己負担上限額は、住民税が非課税で年収210万円を下回る低所得者の場合35,400円、210~800万円の一般所得者だと約80,100円、800万円以上の上位所得者で約150,000円となっています。

厚生労働省は、年収800万円~1,000万円までの自己負担限度額を約180,000円、1,000万円以上では約250,000円に引き上げる案を検討しています。

一方、自己負担上限額が35,400円で済む低所得者の範囲を250万円程度まで引き上げる予定です。

しかし、高所得者から多く負担させるというのは増え続ける医療費問題に対する抜本的な解決にはほど遠く、経済の活力を殺ぐと言った意見もあります。

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