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医療はサービス産業

11月4日付日経新聞夕刊第9面の記事に、近年、医療機関において「医療はサービス業」と位置づけ、患者を顧客ととらえ、きめ細かい対応をする医療機関が増えていることを紹介しています。


背景には都市部を中心とした競争激化があるようです。


医師・看護師・事務職員を含めてマナー教育に力を入れる医療機関が増え、医大生にまで「患者目線」を教える大学まで出てきたようです。


最近、物凄くサービスが良くなったのは歯科医院です。受付から歯科医、歯科助手まで、みなさんとても親切、丁寧で、こっちの方が恐縮してしまいます。


勿論、背景には歯科医院の競争激化があるわけですが、ここにきて歯科以外の医療機関においても競争が激化、患者目線にたたざるをえなくなってきたということでしょう。


その昔、医師が患者に対して高圧的な態度にでるのが当たり前な時代がありました(今でもそんな時代錯誤な医師がいる医療機関の未来は危険です!!)。


それは今から30年以上も前の話です。私は、いくつかの大学を受験しようと思い、近くの公立病院に健康診断を受けに行きました。


中年の医師に診察を受けましたが、よほど虫の居所が悪かったのか、普段から高圧的な態度をとる医師なのかわかりませんが、「こんなに沢山診断書を書くのか!」「めんどくせえな!」「やってられるか!」などなど、それはもう大声で言いたい放題。


隣に立つ看護婦(当時は「看護師」ではなく「看護婦」です)もびびっていました。


もう二度とこんな病院には来るものか、と固く誓ったのを憶えています。


フト、あの医師は今頃何をしているんだろう?と思い出すことがあります。


医療機関もサービス業として競争激化する時代、ドクハラ医師を野放しいているような病院に未来はないといっても過言ではないでしょう。



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