さて、その雇用調整助成金(中小企業緊急雇用安定助成金)、雇用の維持という大義名分のもとに、政府は大盤振る舞いしている最中ですが、12の自治体でも、独自に上乗せ支給しているようです。
雇用調整助成金(中小企業緊急雇用安定助成金)は、景気の変動、産業構造の変化その他の経済上の理由により、事業活動の縮小を余儀なくされた事業主が、その雇用する労働者を一時的に休業、教育訓練又は出向をさせた場合に、休業、教育訓練又は出向に係る手当若しくは賃金等の一部を助成するというものです。
本日付日経朝刊の記事によると、厚生労働省は公的年金の支給開始年齢が段階的に65歳まで引き上げられることを踏まえて、2010年度末をめどに、希望者全員が65歳まで働ける企業の割合を50%に、70歳まで働ける企業の割合を20%に引き上げる方針を決めました。
100年に一度(このいい方には疑問を感じますが)の経済危機で、事業活動の縮小を余儀なくされた事業主が激増しています。
その事業主が雇用する労働者を一時的に休業、教育訓練又は出向をさせた場合に、休業、教育訓練又は出向に係る手当若しくは賃金等の一部を助成するのが、雇用調整助成金(中小企業緊急雇用安定助成金)です。