住宅やマイカーの購入、または子供の教育費など人生で高額なお金が必要になる場面は、誰にでも起こり得ます。
手持ちの資金でやりくりできるならいいですが、もしお金がないなら金融機関などから借りる方法も検討してみましょう。
本記事では、できるだけ金利を抑えてお得にお金を借りたい人に向けて、低金利で利用できる銀行ローンについて解説しています。
低金利で借入可能な銀行ローンも利用目的別に解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
銀行から個人がお金を借りられるおもな場面は6つ
個人が銀行からお金を借りるケースとしては、下記の6つが考えられます。
ケース | ローン |
---|---|
①住宅を購入、増改築するとき | 住宅ローン |
②マイカーを購入するとき | マイカーローン |
③子供の学費を用意するとき | 教育ローン |
④使い道自由なお金を借りたいとき | カードローンやフリーローン |
⑤事業費を借りたいとき | ビジネスローン |
⑥目的が決まっている費用を借りるとき | 目的ローン(ブライダルローンなど) |
銀行には、さまざまな場面で借りられるローンがいくつも用意されています。
銀行ローンといえば住宅ローンなど、まとまった金額の借入れを想像する方も多いかもしれませんが、使い道が自由なカードローンもあります。
住宅ローンは住宅の購入時に利用できる
住宅ローンは住宅を購入するときに利用できるローンです。
全国銀行協会は住宅ローンについて下記のように解説しています。
住宅ローンとは、新築・中古のマンションや建売住宅を購入したり、一戸建てを建築したりする際に金融機関などからお金を借りる、住宅取得専用のローンです。
引用元:全国銀行協会公式サイト
「新築住宅」「中古住宅」問わす利用できる住宅ローンですが、銀行で利用できる住宅ローンは原則本人が住む住居を購入するためのローンです。
購入した住居を人に貸すなどの条件では借入れできない場合があります。
なお、住宅ローンは長期間にわたる返済となる場合が多いため、無理のない返済計画を入念に立てることが大切です。
リフォームローンは少額融資に適している
リフォームローンとは、古くなった住宅をリフォームするときなどに利用できるローンです。
比較的少額からも利用できる特徴がある一方で、銀行によって借入可能額や金利、審査基準などに大きな違いがあります。
リフォームローンの借入上限額は条件にもよりますが、一般的に500万円程度です。
金利は年率で2~4%程度に設定されていることが多く、住宅ローンと比較すると金利は高めです。
ただ、審査基準は住宅ローンよりも厳しくなく少額融資でも柔軟な利用が可能です。
銀行ローンには、リフォームローン以外にも住居用の借換えや建替え、諸経費の支払いに利用できるローンもあります。
主に今お住まいの住宅の修繕やバリアフリー化などリフォーム全般を目的とするローンです。
引用元:全国銀行協会公式サイト
住宅ローンを借入れるときは金利の種類と利率に要注意
住宅ローンはまとまった金額を長期間にわたって返済するローンであるため、金利の種類と利率に注意が必要です。
金利の種類には「固定型」と「変動型」があります。
固定型は借入れ期間中の金利が変わらない一方、変動型と比較すると金利が高いのが特徴です。
変動型は固定型と比較すると一般的に金利が低くなりますが、金融情勢などによって借入期間中に適用利率が変動する可能性があります。
たとえば、3,000万円を借りて金利が年1%上昇すると、利息負担だけで年間30万円増えてしまいます。
状況に応じて、固定型か変動型を利用するか慎重に決めましょう。
- 金利変動リスクにどれだけ対応できるかがカギ
- 資金に余裕がある、借入期間が短い、借入額が小さいなら変動金利のメリットを受けやすい
- 資金に余裕がない、借入期間が長い、借入額が大きいなら変動金利のリスクがより大きくなる
民間金融機関と住宅金融支援機構が提携し、提供している長期固定金利住宅ローンを「フラット35」といいます。「フラット35」は最長35年間、借入金利と返済額が確定する住宅ローンです。「ずっと固定金利の安心」でマイホームの取得を実現、また長期にわたるライフプランを立てやすくなります。
引用元:全国銀行協会公式サイト
マイカーローンは車の購入資金として利用できる
マイカーローンは、車やバイクの購入資金として利用できるローンです。
マイカーローンは新車や中古車問わず利用でき、クルマの部品や諸費用などの支払いにも利用できるケースがほとんどです。
マイカーローンは銀行以外の信販会社でも取り扱っているところが多いですが、銀行のマイカーローンは低金利で借りられる点が特徴です。
マイカーローンを扱う銀行で住宅ローンなどを利用していると、より低い金利で借りられるケースもあります。
マイカーローンを利用する予定があるなら、普段取り引きのある銀行に問い合わせてみるといいでしょう。
銀行のマイカーローンは金利が低いメリットがある一方、見積書の提示や契約書などの書類を提出する必要があるなど時間と手間がかかるのがデメリットです。
ディーラーローンや信販会社のマイカーローンと比較すると、審査基準は厳しいといえます。
ディーラー提携のローンよりも低金利なことが多いようです。その銀行に口座を持っていたり、住宅ローンを組んでいたりする場合にはさらに金利が低くなるため、返済金を少しでも減らしたい場合に有利です。
引用元:全国銀行協会公式サイト
自動車購入の際に同時に契約できるため手続きの手間が少なく、また審査も比較的厳しくないことが多いようです。従来は金利が高めでしたが、近年は低金利化が進んでいるようです。また、車種を限定した低金利キャンペーンなどもあります。
引用元:全国銀行協会公式サイト
マイカーローンとディーラー提携ローンはどちらがお得?
マイカーローンとディーラー提携ローンは審査通過の難易度や金利が違うため、どちらがお得ということは一概にいえません。
ディーラー提携ローンのほとんどは、購入した車の所有者を購入者本人ではなくローンを提供しているディーラー系信販会社や販売店に設定しています。
たとえば、トヨタの車をディーラーローンで購入すると、車検証に書かれている車の所有者欄は「〇〇トヨタ※販売会社名」または「トヨタファイナンス」などとなるのが一般的です。
ディーラー提携ローンでお金を借りた場合は、ローンを完済するまで自由に売却することはできません。
もしディーラーローンの返済が滞った場合は、販売店や信販会社によって車を引き上げられるケースもあります。
その一方で、車を担保にできるため、審査基準は銀行のマイカーローンより厳しくないといえるでしょう。
ディーラーローンとは違って銀行のマイカーローンを利用すると、審査は厳しいかもしれませんが低金利で借りられますし、ローン利用中も自由に車を売ることも可能です。
「審査難易度」を重視するか「金利」を重視するかは、車を買う人や状況によって判断するといいでしょう。
審査は厳しめで、またディーラーから受け取った契約書や見積書等を銀行に持参して手続きをする必要があるなど、手間がかかります。ネット銀行など、Webで審査を申し込むことができる場合もあります。
引用元:全国銀行協会公式サイト
ローンを完済するまで、自動車の所有者は借入先の信販会社やディーラーになります。そのため、残高がある状態では売却や廃車ができません。
引用元:全国銀行協会公式サイト
教育ローンは学費や居住費など幅広く利用可能
教育ローンは、子どもの学費などに関わる幅広い用途でお金を借りられます。
予備校や塾の受講料、下宿に関わる費用などの支払いに利用できる場合も多いです。
教育ローンには銀行などの金融機関が融資しているものと、国や公的機関が融資しているものがあります。
銀行の教育ローンは借入上限額や自由度が高い特徴がありますが、国の教育ローンと比較すると金利は高めです。
国の教育ローンの借入上限額は350万円~450万円ですので、それ以上の金額を用意したい場合は金融機関の教育ローンをおすすめします。
「国の教育ローン」の融資限度は、進学・在学するこども1人当たり350万円以内で、一定の要件を満たす場合は450万円以内となっています。
引用元:政府広報オンライン
教育ローンと奨学金はどちらを利用するべき?
教育費を用意するのに、教育ローンと奨学金のどちらを選ぶのか迷う場合も多いでしょう。
子どもに借金を背負わせたくないなら、教育ローンを利用するべきです。
教育ローンは親が返済していくのが一般的ですが、奨学金は子ども自身が契約し、学校を卒業してから返済をおこないます。
なお、奨学金には大きく分けて以下の3種類があります。
- 給付型奨学金
- 第1種奨学金(無利子)
- 第2種奨学金(有利子)
給付型奨学金とは、返済義務のない奨学金のことです。
給付型奨学金は生活保護受給世帯や児童養護施設出身者などが利用でき、家庭の事情で進学を諦めている学生向けの奨学金といえます。
第1種奨学金は、無利息で借りられる奨学金のことです。
返済義務はありますが、利息による負担を抑えられますのでその分お得です。
ただし、利用するには学業成績や世帯収入などにおいて厳しい条件をクリアする必要があります。
第2種奨学金は、利息のかかる奨学金です。
在学中に利息は発生しませんが、卒業後の返済時には上限3%の利息が発生します。
比較的誰でも利用しやすい奨学金ですが、利息分の負担が増えますので注意が必要です。
利率は、奨学金の貸与終了時(奨学金を借り終わった月)の市場金利に基づいて決定します。ただし、年3.0%が上限であり、それを超えることはありません。また、適用される利率は、奨学金申込時に選択した「利率の算定方法」により異なります。
引用元:日本学生支援機構公式サイト
カードローンは自由に借入れしやすい特徴がある
カードローンは銀行ローンのなかでも利便性が高く、利用目的自由で低金利でお金が借りられます。
銀行カードローン契約時に決められた利用限度額の範囲内であれば、いつでも追加で借入れできるのが特徴です。
返済も、指定日での返済に加えいつでも追加返済できる「随時返済」が利用できます。
随時返済が可能な銀行カードローンなら、お金に余裕のある月に多く返済できますので、結果として利息負担を抑えやすいでしょう。
ちなみに、銀行カードローンのほかにも消費者金融が扱うカードローンもあります。
消費者金融のカードローンは審査が早く即日融資が利用できるメリットがある一方、金利が比較的高いのがデメリットです。
銀行のカードローンは審査が厳しく即日対応はできませんが、まとまった金額を低金利で借りやすい特徴があります。
なるべく利息負担を抑えたい場合は、銀行カードローンがおすすめです。
借りる場合には、キャッシュカードと同様に、専用のカードでATM・CDから引き出せます。なお、初回返済時にカード発行手数料もあわせて引き落とされることもあります。詳しくはお取引き銀行にご確認ください。便利なローンですが、ATM・CDから出てくるお金は、あくまでも借りたお金だということをお忘れなく。
引用元:全国銀行協会公式サイト
フリーローンは使い道の自由度が高い
フリーローンとは、使い道が自由なローンのことです。
フリーローンは事業性資金や投機性資金としては利用できませんが、育児費用や入院費用、旅行費用などさまざまな目的で利用可能です。
まとまった金額を比較的低金利で借入れできるだけではなく、住宅ローンなどを利用している銀行で借りる場合はさらに金利をお得にできる可能性があります。
ただし、借入れは1回の申込みにつき1回までですので、追加で融資を受けたい場合は追加申込みの手間がかかります。
フリーローンの金利はカードローンやキャッシングと比較すると半分以下という金融機関も多くあります。金利が低い、また追加で融資を受けられないという点から、返済スピードも早い傾向にあるのが特徴です。なお融資実行までには1週間程度を要します。
引用元:全国銀行協会公式サイト
カードローンとフリーローンのおもな違いは借入れ回数と返済期間
カードローンとフリーローンの大きな違いは、借入れ回数と返済期間です。
カードローンは利用限度額内であれば何度でも自由に追加融資を受けられますが、フリーローンは1回の申し込みで1度の融資しか受けられません。
返済期間については、カードローンは毎月返済額を決めて返済する仕組みになっており、最長返済期間が決められてはいるものの、1年ごとに自動更新されるようになっています。
一方、フリーローンは返済期限が決められているため、決められた期間内に返済する必要があります。
ビジネスローンは法人や個人事業主向けのローン商品
銀行のビジネスローンは、法人や個人事業主向けのローン商品です。
商品によっては法人のみが融資対象の場合があるため、個人事業主として利用するときは各商品の利用条件をよく確認する必要があります。
ビジネスローンでお金を借りるメリットは、原則「無担保・保証人なし」で借りられる点にあります。
開業から1年以上経っているなどの一定条件を満たせば、金融機関からまとまった金額の借入れも可能です。
ビジネスローンは銀行以外にも信販会社などのノンバンクが扱っており、比較的借りやすいのはノンバンクが提供するビジネスローンです。
ただ、ノンバンクのビジネスローンは比較的金利が高く利用限度額も低く設定されているケースが多いため、利用時には入念に事業や返済計画を立てることが重要です。
ブライダルローンは結婚式や新婚旅行などの資金として利用できる
ブライダルローンは、結婚式や新婚旅行などのために借りられるローンのことです。
商品によっては、指輪や新婚生活で必要となる家具などの支払いにも充てられます。
ブライダルローンの使用用途は結婚にまつわる用途に限られているため、決められた用途以外での利用は原則禁止されています。
利用時には利用目的を証明する見積書や契約書などの提出が必要となるため、目的を偽って利用するのも難しいでしょう。
ブライダルローンのメリットは低金利でまとまった金額を借りやすい点にあります。
結婚式や新婚旅行などは高額な費用がかかりやすく、貯金だけでは費用を捻出できないケースも多いため、低金利で利用できるブライダルローンがあると安心です。
ただし、ブライダルローンでも借入金額が大きくなるほど審査は厳しくなる傾向があるため、返済に支障がないか収入と支出のバランスをよく考えて申し込むようにしましょう。
またカードローンのように追加の借入れには対応していませんので、きちんと必要資金や返済計画を考える必要があります。
銀行からお金を借りる最大のメリットは低金利で借りやすいこと
銀行からお金を借りる最大のメリットは、低金利で借入れできることです。
金利とは、かんたんに説明すると借りたお金に対して発生する手数料のようなものです。
金利は「年率○%」と表現されることが多く、金利が低いほどお得に借りられることを意味します。
参考までに、100万円を年率15%と年率5%で借りた場合で、それぞれ発生する利息を比較してみました。
- 年率15%の場合→借入額100万円×年率15%=年間の利息15万円
- 年率5%の場合→借入額100万円×年率5%=年間の利息5万円
実際には毎月の返済により借入れ元金は減っていくため、発生する利息は上記よりも少なくなります。
それでも、金利が年10%違うと年間に発生する利息は大きく違ってきます。
お得にお金を借りるには、1%でも低い金利で借りるのが大切なポイントです。
とくにカードローンを利用する場合には、消費者金融と銀行とで発生する金利をよく比較するようにしましょう。
消費者金融には審査スピードが早く無利息期間があるなどのメリットがあり、銀行カードローンには金利が低いメリットがあります。
一方、消費者金融カードローンは金利が高く銀行カードローンは審査が厳しい点がデメリットといえます。
それぞれ利用者の状況に応じた使い分けが大切ですが、金利による負担を抑えたい場合は銀行のローンをおすすめします。
銀行からお金を借りる流れについて細かく解説
ここからは銀行からお金を借りる流れについて解説していきます。
はじめて銀行ローンを利用する方に向けて細かく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
契約するローンを決める
はじめに、自分のお金を借りる目的にあったローン商品を選択します。
銀行にはさまざまなローン商品がありますので、利用目的が決まっているなら目的別でローンを選ぶようにしましょう。
たとえば車を買いたいならマイカーローンを選び、リフォームをするならリフォームローンを選ぶのがおすすめです。
銀行には利用目的が自由のカードローンもありますが、目的ローンと比較すると金利が高めに設定されているため、お金を借りる目的を整理して可能なかぎり低金利の目的ローンを利用するといいでしょう。
申し込み
銀行ローンにはさまざまな申込方法があります。
下記で4つの申込みの種類について解説していますので参考にしてください。
Web申込 | 申込みたい金融機関の公式サイトからPCやスマホで申込む方法 |
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電話/郵送申込 | 金融機関へ電話して申込む方法。後日申込書などが自宅に郵送される |
窓口申込 | 金融機関の営業時間内に必要書類などを持参して申込む方法 |
4つの方法のなかで、いちばんおすすめの方法はWeb申込です。
Web申込なら24時間365日手続き可能ですので、忙しい人でも時間を気にすることなく申し込みができます。
Web申込が不安な人や手続方法でわからない点がある人は、申込先の金融機関に直接電話などで問い合わせてみるといいでしょう。
住宅ローンやマイカーローンなど高額な融資を受ける場合は、銀行の担当者とよく相談してからローン契約をするのがおすすめです。
銀行窓口で相談すれば銀行員から的確なアドバイスをもらえますし、複雑な手続きも相談しながらすすめられます。
ただし、窓口での申し込みは取り扱い可能時間が短かったり、待ち時間が長くなったりするなどのデメリットもあるため、自分にあった方法で申し込むようにしましょう。
ローン審査
銀行からローンでお金を借りるときは、かならず所定の審査に通る必要があります。
申し込みが完了すると、各金融機関は申込者の属性情報や個人信用情報などについて細かく調べます。
金融機関の審査基準は非公開ですが、自分の信用情報が審査基準を超えると審査通過となります。
一方、安定した収入がなかったり他社借入れ額が多いなど返済能力に乏しい場合は、審査に通る可能性は低くなるでしょう。
契約
ローン審査に通過すると、ローンの契約にすすみます。
ローンを契約するタイミングでは、本人確認書類や収入証明書類、口座情報などの必要書類を求められる場合が多いです。
本人確認書類は「運転免許証」や「マイナンバーカード」などです。
収入証明書類には「源泉徴収票」や「課税証明書」などがあります。
口座情報は、融資額を振り込んでもらうためや口座返済をするために登録する必要があります。
なお、銀行カードローンの多くはカードローンを提供する銀行で口座開設するよう求められる場合があります。
金融機関によっては口座を持っておくと優遇サービスが受けられる場合もありますので、できればローンを申し込む銀行で口座を作っておくのがおすすめです。
銀行からお金を借りるための審査に関する基礎知識
ここからは銀行からお金を借りるときの審査について、基礎知識をわかりやすく解説していきます。
銀行の審査ではどんな情報を見られるのか、審査基準はどの程度なのかなど、ローンを組むうえで覚えておくべき知識についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
- 銀行ローンの審査では申込者の信用情報が重要なポイントとなる
- 信用情報では本人の年収や他社借入れ額、他社ローンの返済状況などがチェックされる
- 銀行によっては、雇用形態や勤続年数などについて厳しい条件を設けている場合もある
ローン審査で見られるポイント
銀行のローン審査で見られるポイントは、おもに下記の3つです。
- 申込者の属性情報
- 申込者の個人信用情報
- 申込者の他社借入状況
年収や勤続年数など、返済能力の有無を判断するための情報を属性情報といいます。
各金融機関は、スコアリングと呼ばれる点数付けによって融資の可否や融資限度額を決定します。
銀行は比較的低金利で融資をおこなうため、審査通過基準を厳しくしている可能性が高いです。
したがって、銀行ローンを利用する場合は一定期間同じ勤務先で勤務している状態で申し込むなど、自分の信用度を高めてから申し込むようにしましょう。
銀行ローンの審査では、申込者の信用情報も大切なポイントとなります。
個人の信用情報はJICやCICC、KSCなどの信用情報機関に登録されており、信用情報機関には他社ローンやクレジットカードの利用履歴もすべて記録されています。
金融事故歴などは一部の情報を除き信用情報機関に5年を超えない期間残るため、ネガティブな情報が登録されていると審査に通りづらいです。
これまでカードローンやクレジットカードを利用した経験がなくても、スマホを分割払いで購入していて滞納した履歴があると信用情報機関に悪い情報が残っている場合があります。
支払延滞にご注意ください!
① 支払延滞情報は完済から5年間は指定信用情報機関に記録が残ります。
② 指定信用情報機関に登録された情報は、信用情報機関に加盟する他の事業者が審査に利用します。そのため、支払延滞情報があると、他のクレジット契約(携帯電話などの分割払い、クレジットカードの作成、ローン契約等)ができなくなる場合があります。
※ご契約者が未成年で支払名義人の親権者が延滞された場合、未成年のご契約者の支払延滞情報として扱われるためご注意ください。
引用元:au公式サイト
もし、自分の情報について不安があるなら、各信用情報機関の本人開示サービスを利用するといいでしょう。
個人信用情報を管理する信用情報機関へ情報の開示請求をおこなうと、1,000円程度で自分の信用情報を調べられます。
・CIC本人開示サービス
https://www.cic.co.jp/mydata/online/index.html
・JICC本人開示サービス
https://www.jicc.co.jp/kaiji/01
・KSC 全国銀行個人信用情報センター 本人開示の手続き
https://www.zenginkyo.or.jp/pcic/open/
なお、ローンに申し込む場合は下記の項目を自主申告するように求められます。
- 年収
- 他社借入れ件数
- 他社借入れ額
- 住宅ローンなどの返済額
審査に通りたい、限度額いっぱい借入れたいからといって嘘の情報を申告してしまうと、後でバレたときに融資が打ち切られる可能性があります。
場合によっては一括返済を求められますので、注意しましょう。
銀行でお金借りるとき重要な8つの属性情報
ローン審査を受けるときに特に重要と言えるおもな属性情報は下記の8つです。
- 年齢
- 年収
- 勤続年数
- 職業
- 雇用形態(正社員・アルバイトなど)
- 住居の種類(持ち家・賃貸など)
- 結婚の有無
- 住宅ローンや家賃の割合
これらのおもな属性情報をチェックし、スコアリングによって審査基準を超えているか判断されます。
年齢は30代~40代の働き盛りのころがいちばん高い評価を受けやすいです。
年収は高いほうが有利といえますが、重視されるポイントは年収の高さより安定しているかどうかです。
営業などのインセンティブ給与が占める割合が多い人より、毎月の固定給が高い人のほうが評価されやすいといえます。
勤続年数は長いと高く評価されやすく、審査通過の可能性が高いのは一般的に勤続年数が3年以上の人です。
銀行によってはローン契約時に収入証明書類の提出を求められることも多いため、できれば1年以上勤続していて昨年分の源泉徴収票を提出できるのが理想です。
職業は公務員や上場企業の会社員が高い評価を受けやすいです。
一方、零細企業や個人経営のお店で勤務している人は、本人の属性情報によっては審査落ちする可能性も高くなります。
雇用形態は正社員が高く評価されやすいです。
契約社員やアルバイトでもローンには申し込めますが、非正規雇用者は退職リスクが高いと判断されやすいため正社員と比較すると審査に落ちる可能性も高くなります。
住居の種類は、賃貸より持ち家の方が評価が高いです。
持ち家に住んでいる人は「借金を踏み倒して行方不明になる可能性が低い」と見なしてもらえるのかもしれません。
ただし、年収に対する住宅ローンや家賃の負担割合が高いと厳しい評価を受ける場合があります。
住宅ローンの年間返済額が年収の35%を超えると、一般的には返済比率が高いとみなされ、審査落ちする場合もあります。
なお、上記のような判断基準は、あくまでも一般的な見解です。
銀行によって審査基準はことなりますので、実際のところ最終の審査結果は申し込んでみないとわかりません。
個人信用情報で気を付けるポイントは過去の取引履歴
ローン審査のときに必ず確認される個人信用情報では、過去の取引履歴に注意が必要です。
ローンを申し込むまでに過去カードローンやクレジットカードの利用がある場合、返済や支払いの遅延・滞納履歴があると審査が不利になります。
とくに3ヶ月以上にわたる遅延や強制退会は金融事故と呼ばれ、5~10年間は新規ローンを組める可能性が限りなく低くなります。
低金利の銀行ローンの審査に通りやすくなるコツ5選
ここからは、低金利ローンの審査に通りやすくなるコツを5つ解説していきます。
ローンで審査される属性情報や個人信用情報は、すぐに変えられません。
過去の延滞事故歴がある人は信用情報機関の情報が消えるまでローンの申し込みを控える方法もありますが、軽度な延滞履歴なら下記5つのコツをおさえれば審査通過できる場合もあります。
- 借入希望額は必要最低限に抑える
- 保証会社が2社以上ある銀行カードローンに申込む
- 給与振込などすでに取引のある銀行のローンに申込む
- 6ヵ月以内に3社以上の申込みは避ける
- 他社の借入れがあるなら返済するか年収の3分の1以下に抑える
借入希望額は必要最低限に抑える
銀行ローンの審査通過率を高めたいなら、可能なかぎり借入希望額を少な目にするよう心がけましょう。
「いざというときに備えて多めに借りておきたい」と考える人もいますが、銀行は「実際に借りるであろう金額」ではなく、「利用可能な最大額」で審査をします。
そのため「50万円しか借りる予定がないのに余裕をもって100万円のローンに申し込む」といった申し込み方法はおすすめできません。
また、銀行融資で金額が大きくなると収入証明書の提出を求められるケースも多く、書類審査などのチェック項目も増えます。
銀行カードローンの場合でも50万円を超える融資を受ける場合は、ほとんど収入証明書の提出が必要となります。
提出書類が増えれば増えるほど書類不備が起こる可能性はあがりますし、審査落ちのリスクも高まりますので、可能なかぎり必要最小限度の金額で申し込むようにしましょう。
保証会社が2社以上ある銀行カードローンに申込む
保証会社が2社以上ある銀行カードローンの場合、どちらか一方の保証会社による審査に通過できれば融資を受けられます。
保証会社とは、ローンの契約者が万一返済できなくなったときに契約者にかわって銀行に代位弁済をする会社のことです。
保証会社は最終的に債務を履行する責任があるため、銀行融資の信用調査は保証会社が実施します。
保証会社が2社以上ある銀行カードローンは多くありますので、銀行カードローンの商品概要書などをチェックし、複数の保証会社がないか確認してから申し込むといいでしょう。
・イオン銀行カードローンの保証会社…イオンクレジットサービス株式会社、またはオリックスクレジット株式会社
https://www.aeonbank.co.jp/products_list/pdf/aeonbank_card_loan.pdf
・楽天銀行スーパーローンの保証会社…楽天カード株式会社、またはSMBCファイナンスサービス株式会社
https://www.rakuten-bank.co.jp/loan/syohin/outline.pdf
給与振込などすでに取引のある銀行のローンに申込む
給与振込などですでに取引を行っている銀行のローンなら、審査優遇や金利優遇を受けられる可能性があります。
銀行ローンのなかには、給与振込を利用している限定の特典として組めるローンもありますので、普段取り引きしている銀行があるならチェックしてみるといいでしょう。
銀行は信用力を重視します。
毎月給料が振り込まれている状況が把握できる顧客や、定期的に貯蓄をして堅実に金融取引をしている顧客には審査優遇する傾向があるのです。
6ヵ月以内の3社以上申し込みは避ける
6ヵ月以内に3社以上、金融機関にローンを申し込むのは避けましょう。
「ローンに申し込むだけなら大丈夫」と思う方も多いかもしれませんが、ローンに申し込むと金融機関が信用情報機関への照会をおこない、照会履歴は6ヵ月残ってしまいます。
概要 | 主な情報項目 | 保有期間 |
---|---|---|
クレジットやローンの利用途上における支払能力を調査するなどのため、 加盟会員が照会した事実を表す記録 |
ご本人を識別するための情報 氏名、生年月日、郵便番号、電話番号等 利用した事実に関する情報 利用日、利用目的、利用会社名等 |
利用日より6ヵ月間 |
引用元:CIC公式サイト
多数の照会履歴だけが残りローンの契約履歴がないと、自分自身で「わたしは多数のローンに申し込んで審査に落ち続けています」と証明していようなものです。
短期間に多数のローンに申し込んで審査に落ちる人のことを「申し込みブラック」と呼びますが、6ヵ月以内の短期間に申し込むなら、せめて2社程度にとどめておくようにしましょう。
他社の借入れがあるなら返済するか年収の3分の1以下に抑える
新しく融資を申込むときには「できる限り他社の借入れを返済する」または「他社借入れを年収の3分の1以下におさえる」よう心がけましょう。
他社の借入額はローン審査に大きく影響します。
貸金業者を規制する貸金業法では総量規制のルールが定められており「貸金業者からの借入れは原則年収の三分の一まで」と決められています。
総量規制のルールは消費者金融カードローンに適用され、銀行ローンは適用対象外です。
ただ、銀行は総量規制対象外カードローンですが過剰融資を抑制する観点から、おおむね総量規制と同じルールを適用するケースが増えています。
総量規制の効果として、多重債務の発生が一定程度に抑制されている状況等を踏まえ、銀行カードローンにおいても、個人の年収に対する借入額の比率を意識した代弁率のコントロール等を行うべく信用保証会社と審査方針等を協議するよう努める
引用元:日本弁護士連合会公式サイト
他社消費者金融カードローンや銀行カードローンなどの無担保ローンで年収の三分の一近くまで借りているなら、新規の銀行融資は受けられない可能性が出てきます。
他社借入れがあるなら、一時的に親や知人からお金を借りて返済することも検討したほうがいいかもしれません。
借り過ぎ・貸し過ぎを防ぐために設けられた新しい規制です。具体的には、貸金業者からの借入残高が年収の3分の1を超える場合は、新たな借入れはできなくなる、という内容です。
例えば、年収300万円の方は、貸金業者から100万円までしか借りることができないということになります。
引用元:賃金業法Q&A 金融庁公式サイト
低金利でお金借りるなら消費者金融カードローンより銀行カードローンがおすすめ
低い金利でお金を借りるなら、銀行カードローンがおすすめです。
消費者金融カードローンの上限金利は約18%ですが、銀行カードローンの上限金利は平均14%前後に設定されています。
ここからは、銀行カードローンと消費者金融カードローンそれぞれのメリットや、お得に借りられる条件についてわかりやすく解説していきます。
銀行カードローンのメリットとお得に借りる条件
銀行カードローンのメリットはまとまった金額を低金利で借りやすいことです。
低金利で借りられるため、長期的に計画的な返済をしていきたい人にもおすすめです。
銀行カードローンは利用限度額が800万円程度に設定されているものが多く、総量規制も適用されません。
金利上限も15%以下で借りられる場合が多く、融資額が高くなるほど金利が下がる仕組みになっています。
また銀行カードローンは利用限度額の範囲内で繰り返し借りたり返したりできるため、高い限度額で契約できれば、便利かつお得にお金が借りられるのも魅力です。
消費者金融カードローンのメリットとお得に借りる条件
一方、消費者金融カードローンのメリットは審査スピードが早く、借入れの利便性が高いことです。
銀行とは違い消費者金融のほとんどは即日融資に対応しており、大手消費者金融は最短20分~30分で審査回答を出してくれます(※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます)。
また、カードローンの初回利用者限定で無利息キャッシングが利用できる点もメリットのひとつです。
短期で返済できる場合は銀行カードローンよりお得です。
急いで借りてすぐに返済できる場合は、金利が高い消費者金融カードローンでもお得に利用できますので検討してみる価値はあるでしょう。
消費者金融カードローンでお金を借りるときの注意点
消費者金融カードローンを利用する場合は「借り過ぎ」と「高い金利」に注意が必要です。
カードローンは限度額内であればいつでも追加で借りられる特徴があるため、つい限度額いっぱいまで借りてしまうこともよくあります。
消費者金融カードローンは金利上限が18%~20%程度に設定されている場合が多く、借入期間が長くなればなるほど金利負担も大きくなります。
借入当初はあまり気にならなかった金利も、気がついたら大きな金額になり返済できなくなるケースも起こりがちです。
消費者金融カードローンでお金を借りる場合は、できる限り早期返済を心がけるよう注意しましょう。
① 多重債務の恐ろしさ…消費者金融(ローン)やクレジット(注)の無計画な利用により、借金が雪だるま式に増えてしまう「多重債務」状態に陥るケースが増えています。中には、夜逃げや自殺など深刻な状況に追い込まれる人もいます。
② 金利の負担に注意しましょう…借りたお金を返済する時は、借りた金額に金利を加えて返さなければなりません。毎月の返済額は同じでも、金利が高いほど返済の負担は重くなり、また返済に要する期間も長くなります。金利と合わせて、いくら返済しなければならないのか、よく注意する必要があります。
引用元:金融庁公式サイト
銀行カードローンはアルバイトや主婦でも利用できる場合がある
銀行カードローンはアルバイトや主婦でも利用できる場合があります。
銀行の融資は審査が厳しい特徴があるため、主婦やアルバイトでは利用できないと考える方も多いのではないでしょうか。
アルバイトの場合は毎月安定した収入があることを認められれば、カードローンを契約できるケースもあります。
3ヵ月分の給与明細などがあれば収入を証明できますので、利用を検討している方は毎月の給与明細を大切に保管しておきましょう。
主婦の場合は、配偶者に安定した収入がある場合にカードローンを契約できる可能性があります。
専業主婦の方は「専業主婦でもお金を借りれるカードローン!夫に内緒や在籍確認なしも徹底解説」を参考にして下さい。
銀行カードローンを利用するときの注意点
銀行カードローンを利用する場合、融資までの期間と審査基準の厳しさに注意が必要です。
銀行は基本的に即日融資に対応できません。
銀行カードローンは今すぐお金が必要な人には不向きですので注意が必要です。
ただし、Web申込なら最短1日で融資を受けられることもあるため、なるべく早く融資を受けたい場合はWeb申込を利用しましょう。
銀行は比較的低金利で融資をおこなうため、貸し倒れリスクに対して慎重です。
審査時には申込者の属性情報や信用情報のチェックを厳正におこないますので、信用情報機関に少しでも遅延や延滞などのネガティブな情報が記録されていると審査に落とされる可能性が高いです。
信用情報は5年〜10年経過すれば記録から消されるため、自分の情報に不安がある人は登録されている情報が消えるまでローンの申し込みを控えるのもひとつの手段といえます。
審査が甘いカードローンは存在しない
「ブラックOK」や「極甘審査」など、審査に通りやすいと思わせるような広告は貸金業法によって禁止されています。
なんとかしてお金を借りたいと焦る人ほど、違法な貸金業者に手を出してしまう傾向があります。
法律を無視する違法業者の利用は、思わぬ事故や犯罪に巻き込まれる可能性があるため控えましょう。
貸金業者は、その貸金業の業務に関して広告又は勧誘をするときは、貸付けの利率その他の貸付けの条件について、著しく事実に相違する表示若しくは説明をし、又は実際のものよりも著しく有利であると人を誤認させるような表示若しくは説明をしてはならない。
引用元:e-Gov法令検索
主婦やアルバイトでも利用できるおすすめの銀行カードローン5選
ここからは、主婦やアルバイトでも利用できるおすすめの銀行カードローンを5つご紹介していきます。
銀行カードローンのなかには低金利で利用できるタイプや無利息キャッシングができるタイプなど、さまざまな種類がありますので、ぜひ参考にしてみてください。
PayPay銀行はカードレスで入出金が可能
PayPay銀行カードローンは、外出先で急にお金が必要になったときでもアプリさえあればキャッシングできますので、とても便利です。
また、paypay銀行カードローンの返済は、ゆとりコースなら毎月1,000円からおこなえます。
返済による負担を抑えやすいのもPayPay銀行カードローンの魅力のひとつです。
ただし、返済期間が長くなると金利負担が大きくなるため注意しましょう。
返済日は毎月1~28日・月末のいずれかから選択でき、PayPay銀行の普通口座から自動で引き落とされるためわざわざATMに行く必要はありません。
年会費や手数料も無料ですので、気軽に申し込みやすい銀行カードローンといえます。
申込条件 | ・申込時の年齢が20歳~70歳まで ・安定した収入があること(年金による収入も可能) ※配偶者に安定した収入があれば申込可能 ・PayPay銀行の普通口座を持っている個人 ・SMBCコンシューマーファイナンス株式会社の保証が受けられること |
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金利(実質年率) | 1.59%~18.0%(限度額によって決定) |
使用用途 | 自由 |
借入方法 | PC、スマホ、ATM |
返済方法 | 約定返済(PayPay銀行普通口座から自動引落) |
返済日 | 毎月1日~28日、月末のいずれかから選択可能 |
最小返済額 | 最小1,000円~(約定返済日前日の借入残高によって決定) |
楽天銀行スーパーローンは自由な返済プランで毎月のコストを抑えやすい
楽天銀行スーパーローンは、返済プランが自由で毎月の返済コストを抑えやすいカードローンです。
毎月の最小返済額は2,000円からおこなえて、ボーナスなどでお金に余裕がある月は追加返済も可能です。
提携ATMやWeb・振込で返済できるため、自分の都合に合わせてカードローンを利用できます。
楽天銀行スーパーローンの貸付金利は年1.9%~年14.5%と低金利です。
消費者金融カードローンの高い金利に悩んでいるなら、楽天銀行スーパーローンへ借り換えを検討してみるのもいいでしょう。
なお楽天サービスを利用している楽天会員であれば、会員ランクに応じた審査優遇を受けられます。
申込みはWebから気軽にできて審査結果は最短即日で出ますので、早くお金を用意したい方や低金利でお金を借りたい方は楽天銀行スーパーローンがおすすめです。
申込条件 | ・20歳~62歳で日本国内に居住していること ・勤めていて毎月安定した収入があること ・楽天カード株式会社またはSMBCファイナンスサービス株式会社の保証を受けられること |
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金利(実質年率) | 1.9%~14.5% |
使用用途 | 原則自由(事業性資金は不可) |
借入方法 | 会員専用サイト、提携ATM、電話 |
返済方法 | 約定返済、随時(追加)返済 ※提携ATM、Web返済、振込から選択可能 |
返済日 | 毎月1日、12日、20日、27日から選択可能 ※27日は引落口座が楽天銀行口座の場合 |
最小返済額 | 2,000円~(借入残高に応じて決定) |
イオン銀行カードローンは安心の金利で返済コストを抑えやすい
イオン銀行カードローンの金利は年3.8%~年13.8%と低金利で、返済コストを抑えやすいのが特徴です、
上限限金利も年13.8%と低いため、初回利用時に上限金利が適用されたとしても大手消費者金融よりは低金利で利用できます。
イオン銀行カードローンの申込みはWebから24時間いつでも気軽にできるため、忙しくて時間が作れない方にもおすすめです。
審査に不安がある場合は、イオン銀行カードローン公式サイトにある「借入診断」を利用するといいでしょう。
年齢・年収・他社借入金額を入力するだけで、簡易的に借入可能かどうかがわかります。
ただし借入診断は個人情報を入力せずに診断しますので、借入診断で融資可能と判断できても本審査に落ちることはあり得ます。
返済額は前月末の借入残高によって決定され、借入残高が3万円以下の場合の返済額は1,000円から選択できますので、返済コストを抑えやすいです。
新規申込の場合、審査完了後からローンカードが届くまでの間に1回のみ振込融資が利用できます。
急ぎでお金を借りたい人や低金利のカードローンを探している人には、イオン銀行カードローンがおすすめです。
申込条件 | ・日本国内に居住、もしくは永住許可を受けていること ・契約時の年齢が満20歳~満65歳であること ・本人に安定した定期収入があること ※アルバイト、パート、主婦、自営者も可 ※学生は不可 ・イオンクレジットサービス株式会社またはオリックス・クレジット株式会社の保証が受けられること |
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金利(実質年率) | 3.8%~13.8% |
使用用途 | 原則自由(事業性資金は不可) |
借入方法 | イオン銀行ATM、提携ATM、インターネットバンキング |
返済方法 | ATM、イオン銀行普通預金口座から引落、他金融機関から引落 |
返済日 | 約定返済日は20日(任意返済も可能) |
最小返済額 | 1,000円~(前月末の借入残高によって決定) |
セブン銀行カードローンは最短翌日に借入可能
セブン銀行カードローンは銀行カードローンのなかでも融資スピードが早く、Myセブン銀行での申し込みなら最短翌日に借入れができます。
適用金利は年12%~15%と下限金利がやや高めですが、上限金利は消費者金融カードローンよりは低いため、返済負担も軽く済むでしょう。
返済は毎月27日の約定返済が基本ですが、ボーナスなどでお金に余裕がある月は任意返済もできます。
任意返済はセブン銀行ATMやダイレクトバンキングサービスで原則24時間365日受け付けているため、好きなときに返済可能です。
借入れはキャッシュカードもしくはお金借りるアプリから手続き可能で、1,000円単位で借りられるため借り過ぎ防止にも効果的です。
つい借りすぎてしまう心配がある人には、セブン銀行カードローンをおすすめします。
申込条件 | ・セブン銀行口座を持っている方(個人) ・契約時の年齢が満20歳~満70歳未満であること ・アコム株式会社の保証を受けられること |
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金利(実質年率) | 12.0%~15.0% |
使用用途 | 自由(事業性資金は不可) |
借入方法 | セブン銀行ATM、ダイレクトバンキングサービス |
返済方法 | 約定返済、任意返済 |
返済日 | 27日(返済日が土日祝の場合は翌営業日) |
最小返済額 | 5,000円~(利用限度額によって決定) |
ソニー銀行カードローンは低金利で借りやすい
ソニー銀行カードローンの適用利率は年2.5%~年13.8%と、銀行カードローンのなかでも比較的低めの金利設定になっています。
返済額は前月の約定返済日時点の借入残高によって決定し、10万円以下の場合は2,000円からの返済も可能です。
無理のない返済プランで利用でき、かつ手持ち資金に余裕がある月は随時返済もできるため、自分の都合に合わせやすいカードローンといえます。
できるだけ金利を抑えたい人にはおすすめのカードローンです。
申込条件 | ・ソニー銀行普通口座を持っていること ・申込時の年齢が満20歳~65歳未満であること ・原則、安定した収入があること ・日本国籍または永住権を持っていること ・アコム株式会社の保証を受けられること |
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金利(実質年率) | 2.5%~13.8% |
使用用途 | 原則自由(事業性資金は不可) |
借入方法 | ソニー銀行提携ATM、ソニー銀行サービスサイト |
返済方法 | 約定返済、任意返済 |
返済日 | 2日、7日、12日、17日、22日、27日のいずれかから選択 |
最小返済額 | 2,000円~(前月約定返済日時点の借入残高によって決定) |
低金利な銀行ローンを利用したい人によくある質問
ここからは、低金利な銀行ローンを利用したい人によくある質問をまとめて回答していきます。
在籍確認の有無や即日での借入が可能なのか?など、銀行ローンをはじめて利用する人にもわかりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
銀行のローンを利用するときは在籍確認がおこなわれる?
銀行に限らず、ローンを利用するときは在籍確認がおこなわれるのが一般的です。
在籍確認では、ローンの契約者が申込時に申告した職場できちんと働いているかを、申込先の金融機関が電話や書類で確認をします。
在籍確認はおもに電話連絡による方法で実施されますが、人によっては収入証明書などの書類で確認される場合もあります。
ただし、審査が厳しい銀行ローンでは、電話連絡による在籍確認が実施される場合が多いです。
職場に借金を知られたくないときは、申込前に直接金融機関へ相談しておきましょう。
柔軟に対応してもらえる銀行なら、個人名で連絡してくれたり書類による在籍確認に切り替えてもらえたりすることもあります。
銀行カードローンは即日で借りられる?
銀行カードローンは即日借入れに対応しておらず、最短でも融資までに1営業日以上はかかります。
即日融資できないおもな理由は下記の2つです。
- 銀行カードローンにおいて、過去に過剰な貸付が問題視されたため
- 警察庁のデータベース照会に1日以上の時間がかかるため
銀行カードローンでできるだけ早く融資を受けたい場合は、Web申込ができるローンがおすすめです。
24時間いつでも申し込みできて必要書類をWeb上で提出できるため、スピーディーな審査を受けられます。
ローン商品によっては、審査完了後からローンカードが届くまでの間に振込融資を受けられるものもありますので、急いでいる場合は公式サイトなどで利用の流れをよく確認しておきましょう。
なお、申込時の申告内容が間違えていると審査が長引くケースもあるため、申込時には入力した内容が正しいかどうか確認することも大切なポイントです。
カードローンの下限金利が適用されるのはどんなとき?
銀行カードローンでは「下限金利2.0%~上限金利14.0%」など、下限金利と上限金利の両方が設定されます。
カードローンの初回契約時から下限金利が適用されるケースは、ほぼありません。
銀行カードローンでは利用限度額が上がると金利が下がる仕組みになっているため、銀行カードローンで下限金利を適用してもらうには最高限度額を適用してもらう必要があります。
利用限度額 | 貸付利率 |
---|---|
800万円 | 1.9%~4.5% |
600万円以上800万円未満 | 2.0%~7.8% |
500万円以上600万円未満 | 2.5%~7.8% |
350万円以上500万円未満 | 2.9%~8.9% |
300万円以上350万円未満 | 2.9%~12.5% |
200万円以上300万円未満 | 3.9%~14.5% |
100万円以上200万円未満 | 6.6%~14.5% |
10万円以上100万円未満 | 14.5% |
総量規制が適用されない銀行カードローンでも、おおむね借入れができるのは年収の二分の一程度が限界です。
限度額の最高が800万円のカードローンなら、1,600万円の年収が必要となりますので、現実的には下限金利を適用されるユーザーはほぼいないと考えてもいいでしょう。
なぜ銀行のローン審査は厳しいといわれているの?
銀行のローン審査が厳しいといわれるおもな理由は下記の3つです。
- 低金利で融資するため貸し倒れリスクにそなえている
- 過去に過剰な貸付が問題視されたことから厳正に審査する必要がある
- 融資額が大きくなりやすいため審査基準が厳しい
そもそも審査が甘いローンは存在しません。
銀行に限らず、消費者金融カードローンにおいても融資してもらうには審査基準を超える必要があります。
なかでも銀行ローンは金利が低く顧客1件あたりの利益率が低いため、少しでも貸し倒れリスクを下げるために銀行では厳しい審査を実施します。(実際の審査は保証会社が実施します)
銀行から低金利で融資を受けるには、信用情報に傷をつけないようローンやクレジットカードの延滞に注意するよう心がけましょう。
銀行からお金を借りる方法のまとめ
銀行からお金を借りる方法は、カードローンや目的ローン、住宅ローンなどさまざまです。
カードローンやフリーローンは、借りたお金の使い道は原則自由ですが、目的別ローンと比較すると金利はやや高めです。
金利による負担をできるだけ抑えたい場合は、できるだけ目的別ローンを利用しましょう。