商工会議所の相談員
毎月東京商工会議所・渋谷支部で税務相談員として相談を受けている
商工会議所のピーアールが足りないのか税務相談に来る方は少ないだが、すぐ隣のブースの弁護士相談は盛況だ。
暇に任せて弁護士相談の内容を聞いていると会社がうまく行っていないのでどうしたら良いかなどという相談が多い。
相談者は何とか再建できないかという相談に来ているが、結構な確率でやたらと破産を勧めている。
ほとんど話も聞かず一方的である。
借入金を今の会社から切り離せば何とかやっていける道もあると思うのだが・・。
中小企業の場合には、会社破産=社長個人の破産である。
社長の個人保証は当然取られているので個人の資産もすべて失うのである。
それならその前に出来ることは結構ある。
高金利な融資に手を出すのは論外だが、その前にダメ元で出来ることはやった方が良い。
リスケ、営業譲渡、新会社設立、ダウンサイジングetc
税理士の立場からすると何とか会社再建の方法を模索するのだが・・・。
商売が違うのか?その人の感覚なのか?
出来ることはすべてやって最後の手段が破産だと思うのですけどね。