事業活動には資金が必要だ。但し・・
日本政策金融公庫のセーフティネット貸付が大幅に増加している。
セーフティネット貸付とは、景気後退により経営環境が悪化した場合など融資を受けられる制度。
セーフティーネット貸付は一般的な融資に比べてはるかに融資条件が緩やかな制度であるため、この制度で運転資金を借入された会社も多いと思います。
公庫の発表によると平成21年4~6月の3ヵ月間の融資額は1兆5723億円、前年同期比で451%。
昨年の平成20年10月~同21年3月の6か月の融資合計1兆3922億円を3ヶ月で上回ったことになる。
このセーフティーネット融資制度は非常に借りやすいので利用したいのはよくわかる。
資金ショートが心配なら借入をするのも仕方ないが同時に経費をリストラし削減しなければすぐに行き詰まる場合が多いでしょう。
売上がすぐに回復するのはかなり悲観的な状況下で、多くの中小企業はとりあえずセーフティーネット制度で借入出来たが今後はまったく不透明というのが本音ではないでしょうか。