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年金制度について。

 こんにちは。社会保険労務士の中村です。国民年金の不正免除の実態が明るみになりました。不正の内容については、ここでは述べませんが制度の根幹を揺るがす大きな問題だと考えます。

 一番の問題は、国民の大事な保険料を預かり運用する側の信用を大きく失墜させた事だと考えます。今回の事件は、現状の年金制度不信感に止めを刺したように感じます。現制度のまま持続していくことは、大変難しい状況になったと考えます。

 社会は少子高齢化が進み世代間扶養、現役世代が年金を受ける世代を賄う現在の年金制度では無理が生じます。積み立て方式がよいのか、基礎年金部分については税金を使う制度が良いのか様々な考え方があります。国の財政赤字、所得格差、ワーキングプア、本当にこの国はどうなってしまうのだろうかと感じます。

 ある経営者の書かれた本には、今様々先行きが見えないような話ばかりですが、戦後の貧しい状態に比べればはどれだけましなことかというような事が書かれてありました。極端な例かもしれませんが、これから先の事を考える際の指標になるように感じます。

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