雇用保険料の件について。
こんにちは。社会保険労務士の中村です。
夏休みを取っていたわけではないのですが、少しブログをお休みをしていました。
今日から出来る限り?毎日ブログを書いて行きたいと考えています。
本日の新聞に雇用保険料率の記事が掲載されていました。景気に連動して保険料率を変更出来るようにするとのことです。内容としましては、良い方向にて検討されているのかなと考えます。
雇用保険料の制度において、問題だなと感じるところは、助成金の財源ともなっている「3事業」の内容です。
雇用保険の失業保険等に向けられる保険料率は労使折半となっています。ご承知の方は少ないかと考えますが、この助成金等に向けられる保険料は、すべて事業主負担です。この助成金の制度が上手に活用されているのであれば、この負担分も意味のあるものなのかなと考えます。先日にもご案内がありました通り、厚生労働省において、この3事業の見直しを検討しているとのことです。この見直しにより年間の雇用保険料が750億円から800億円以上も削減出来るとのことです。
中小企業にとって、社会保険料の負担も相当なものですが、この雇用保険料の負担も厳しいものです。運用管理する側にとっては、国のお金という意識なのでしょうが、保険料率が1ポイントでも変わることは、中小企業にとってありがたいことであると、うちの事務所を含めて感じます。昨日も記事になっていました年金制度のあり方を含めて、会社負担の軽減を強く望みます。