今読んでいる本。
こんにちは。社会保険労務士の中村です。
私の移動手段は電車移動なものですから、移動時間中寝ているのもどうかと
考えまして、(疲れている時は寝てしまうことも多いのですが。)本を読むよう
にしています。
今、読んでいる本は、司馬遼太郎さんの「梟の城」です。お盆休みに実家に
帰った際、あまりにも暇だったので、実家の本棚にあったこの本を読んでみる
と非常におもしろく、毎日少しずつですが、読んでいます。
以外と本屋さんに行って、自分で選ぶよりもたまたまそばにあった本を読んで
見る方が、面白い本に出会えるように感じます。
この本の内容は、非常に簡単に言ってしまうと、伊賀の忍者が秀吉暗殺を試みる
といった話です。まだすべてを読み終わってはいないので、結末や全体の話は分か
りません。この本を読んで、非常におもしろいなと感じた事は、伊賀もしくはその周辺
の忍者は、仕事を依頼した依頼主に対して完璧に仕事をこなすということです。
忍者というのは、現代で言えばスパイというところなのでしょうか。
依頼主から仕事を与えられれば、その業務を遂行する為、手段方法は選ばずに
時に仲間さえも裏切り、冷徹に目的の達成に向けて進んでいきます。
その冷徹さ、義理人情を省みず、いわゆる武士道とは相反する考え方に共感を
するとまでは言いませんが、私にとっては、新鮮な考え方でした。
最近は、この「梟の城」を読むことが、非常に楽しい時間です。