金融機関との付き合い方(3)
前回は経営者が金融機関と向き合う上で、押さえておきたい用語をご紹介しました。
融資の申込を行うと、金融機関から必要書類の提示を求められます。
しかしこれは、必要最小限の書類です。
今回は、融資を受けるためにさらに有利になる書類を一部ご紹介します。
融資を受けるためには、前回ご紹介した「稟議書」を金融機関担当者に書いてもらわなければなりません。
資料を充分揃えて稟議書を書いてもらえば、稟議書の作成もスムーズですし、融資の審査も通りやすくなります。
では、どのような資料を準備したら良いのでしょう?
パンフレット・・・・あなたの会社の説明、商品の説明を適確に行うために、役に立つツールとなります。(パンフレットがない場合、あなたの会社のHPをカラー印刷するのもいいでしょう。)
取引先との契約書・・・・得意先の住所・名称が明確になり、かつ売掛債権の回収サイトが明らかになります。
事業計画書・・・・事業計画書は、創業前あるいは創業1年目に作成するものと思われている方も多いようです。事業計画は毎年行いましょう。決算書に事業計画書を添えることは、あなたの会社の1年先を見据えることが出来るため、融資面談時に有利に働きます。
試算表(必ず直近のもの)・・・・試算表は今現在のあなたの会社の財産内容・経営成績を表します。提示する情報は、新しいほうが当然いいです。試算表は直近のものをご用意下さい。
次回は金融機関と面接を行った際、行ってはいけないこと・言ってはいけないことをご紹介する予定です。