頑張れ商店街!
雨が続きますね。空は「どんより」曇っていますが、
商店街も全国的に「どんより」みたいです。
今日の日経流通新聞MJには、こんな記事が・・・
(2007.7.11 日経流通新聞MJ一部抜粋)
商店街の空洞化に歯止めがかからない。経済産業省・中小企業庁が全国の商店街を
対象に実施した2006年度の実態調査によると、空き店舗率は8.98%と、3年前の
前回調査に比べ1.67ポイント悪化した。空き店舗率と同様に景況感も悪化しており、
商圏が狭い商店街ほど厳しい。魅力ある店舗の不足、商業者の参加意識の低下、
後継者難などが大きな課題となっている。
8,000商店街に調査票を送り、33.1%に当たる2,644商店街から有効回答を得た。
1商店街当たりの平均店舗数は59.2店。一方、空き店舗数の平均は5.3店で、
3年前に比べ「増えている」との回答は37.1%にのぼった。
特に最寄り品を中心とした近隣型商店街の空き店舗率は9.79%と、平均を上回った。
調査に答えていない商店街を含めれば、空き店舗率はさらに高まるとみられる。
商店主が住んでいる店舗の割合が5割未満の商店街は56.2%。
前回を12.6ポイント上回り、空き店舗と並び商店街の空洞化に拍車をかける要因の
一つになっている。
最近の景況について、「衰退している」「停滞しているが衰退する恐れがある」と答えた
商店街は計70.3%に達した。近隣型、地域型など商圏が狭い商店街ほど厳しい見方を
している。一方、「繁栄している」は1.6%、「停滞しているが上向きの兆しがある」も4.8%に
過ぎなかった。
商店街の抱える問題点(三つまでの複数回答)は、「魅力ある店舗が少ない」(36.9%)が
最多。「商店街活動への商業者の参加意識が薄い」が続き、
「経営者の高齢化などによる後継者難」にも危機感が強い。
以前は最大の課題とされた「大型店との競合」は2割強で、郊外の大型店など
外部環境より商店街内部の努力不足を反省する姿勢がうかがえる。・・・