入管業務のノウハウ Vol.4
要件3「相当性」
外国人が日本に在留するためには、その外国人について「在留すること」が「適当と認めるに足りる相当の理由」がなければなりません。
Vol.3でも少し触れましたが、外国人の在留が「適当と認められる」ためには、当該外国人が「過去及び将来にわたり」「安定的かつ継続的に在留」することが必要となります。加えて、申請した事実に「信ぴょう性」がなければ、許可にはなりません。
つまり、相当性には、「安定的かつ継続的な在留」と「事実の信ぴょう性」の2つを要件としているのです。さらに、「安定的」には、「適法」に安定して・・・という意味が含まれますので、明らかな「法令違反」、誰が見ても「わが国の国益に反する」場合も、安定的に在留できるとはいえません。
次回は、「在留資格該当性」「基準適合性」「相当性」を、どのように立証していくのか?についてお話します。