警察行政 ~青少年問題を考える~
今回は、警察行政という観点から、青少年問題について触れたいと思います。
夏休み明けのこの時期は、夏休み中の生活習慣や交友関係の乱れなどから「夜遊び」「不登校」などの問題が発生しやすい時期というのをご存知でしょうか。もしかすると、皆さんの中にも、子供の頃に夜遊びをして親に叱られたなんていう経験がある方もいらっしゃるかもしれませんね。
大人がいろんな悩みを抱えているように、子供たちも様々な悩みを抱えているはずです。中でも、夏休み中に知り合った遊び仲間との無断外泊、家出などは、問題が深刻化する前に気付いてあげられるのが一番良い状態と言えるのではないでしょうか。
お子さんの言動等で悩みを抱えているご家族がいらっしゃるならば・・・、いじめや犯罪等の被害に遭い悩んでいる青少年がいるならば・・・、1人で悩まずに誰かに頼ることも必要と思います。
猛暑が続いているこの夏の終わりにあたって、少年相談の行政サービスを担う警視庁では、9月11日(土)から9月13日(月)までの3日間、東京・渋谷に少年相談所を開設します。もちろん、この期間を過ぎても、東京都内には、8か所の少年センターがあり、心理専門の職員が「秘密厳守」で随時相談を受け付けています。
皆様のお子さんや、身近な子供たちのために何かできることはないのか? お時間のある時に考えてみていただけたらと思います。
なお、今回は東京都を例にお話をしましたが、これは警視庁が特別ということではなく、各道府県警や警察署の生活安全課等においても、無料で相談にのっていただけることは言うまでもありません。