新成長戦略の中の「木材自給率50%以上」を実現させるための助成金が発表された。
「木のまち整備促進事業」と難しそうな名称であるが、平たく言えば国内木材をより多く使った建築物を増やすために、新規性豊かな設計・建築工法を開発してほしい、そして実際に作って世の中を啓蒙してほしい、というものである。
3階建てもしくは1階建てであれば1,000㎡以上の敷地面積、というから割合大きな建築物だ。当然、耐震・防火なども問われる。新築でも良いし、リニューアルでも良い。床・壁・天井は木材使用、外壁も木材使用だ。中国からの輸入する化成品が増えているが、この傾向を阻止し、国内木材を使用しよう、そして木材自給率50%以上にしようという狙いであろう。
助成金の世界では意外であるが国土交通省具体的には林野庁の助成金が結構多い。木のまち整備促進助成金は上限金額は明示していないが、相当な金額になるだろう。住宅建築会社はねらい目だ。募集は6月4日~7月23日まで。一般社団法人木を活かす建築推進協議会内の木のまち整備促進事業評価・実施支援室に申請書他の書類を郵送すればよい。
ラックには国土交通省関係に強いスタッフがいるので、関心のある方は相談に来てほしい。