Q：主に、どのような業務を中心に行っているのですか？

基本的には毎月お客様のところに伺って帳簿監査をし、また状況等をヒアリングさせてもらって、お客様の現状を数字で把握してもらうことですね。

今どうなっているのか？という最新の情報を提供することによって、お客様が今、簡単に言えばどのくらい儲かっているのか損しているのか？を正確に把握してもらって、次のビジョンに行くあるいはそれがまだ早ければ、どのくらい行くべきなのか、もしくはどのくらい引くべきなのかを把握してもらうことですね。

（やはり書面だけではわかりませんからね。）

そうですね。全ての答えは現場にしかありませんからね。例えば資料一つにしても、その場にいればすぐにわかりますし、決算書を作るにしても、現場にいれば資料を限定されずにチェックできるので、正確性が高まります。

それに、税理面だけでなく、会社で発生するさまざまな悩みも、面と向かっていると相談されることも多いです。

財布の中身まで知ってしまう税理士という立場、月一で訪問する専門家という立場から、なんでも相談される関係にならないといけないと思っております。

Q：先生の営業エリアや営業時間はいつなのでしょうか？

営業エリアは、電車や車などの移動でおおよそ1時間圏内の方が多いですね。私自身、必ず月に一度は訪問させていただくようにしておりますので、あまり移動で3時間4時間とかかってしまうと、待っているお客様にご迷惑がかかりますからね。
とは言っても、私を頼ってきていただける方であれば、どの地域であれ全力で対応させていただきたいなという気持ちはあります。
営業時間に関しては、何ともいえませんね。一応日曜はお休みを頂いているんですが、仕事がほぼ私のライフスタイル状態なので、逆にそうやって休んだり手が空いて時間が出来たりすると落ち着かないんですよ。
いつでも仕事をしているような状態でいたいぐらいですね。
本当に、困ったことがあったらいつでも相談してほしいですよ。

Q：お客様に対して大切にしていらっしゃることは何ですか？

とにかくコミュニケーションを取る事ですね。コミュニケーションを取って相手のことをよく知りよく考えてないと、的外れなことを行う事にもなりますしね。現場にいる社長様が一番何でも知っているわけですし、帳面に出てこない話も当然あるでしょうから、相手の考えがよくわかってないと、社長様の会社なのに、その思惑とは別の方向に進めてしまうことにもなりかねませんから、必ず現場に行って、話をするようにしているんですよ。

Q：このご職業をどういった経緯でご選択されたのですか？

大学を受けるときに、受かった学部に関連する何かの資格をとろうと考えていたんですよ。単純にそこからのスタートだったんです。そして商学部に受かったので、「これは税理士だな」と思ったんですよ。
もともと数字をいじくるのは好きで、プロ野球の打率などのデータを見るのも大好きでした。ただ、実践が伴わない「数学」といった学問になるとからきしだめで、高校時代では赤点ばかりでしたが…。

（そうなんですか？ではそれで、実践的な数字が取り扱える税理士資格の取得を目指されたんですね。）

ええ。でもやっぱり資格を取ったとしても、実務が出来るかどうかのほうが大事だろうなと思いましたし、税理士の資格のとり方が1項目ずつだったので、働きながら成長していく感じが実感できると思ったんですね。 実際仕事をしてみると、自分のやったことがダイレクトに反映されていくことに感動して、そのまま税理士になっていましたね。

（ダイレクトに反映ですか？）

そうです。例えば、問題点と改善方法をお客様に提案して、採用していただいたときに、後日試算表や帳面から、その改善結果を把握できます。
自分のやったことがどのくらい貢献できているのか、ものすごく実感できて楽しいですね。

Q：今後の指針、方針等がございましたら教えてください。

そうですね、今は自宅で作業をしているので、忙しくても人を雇いづらいんです。 ですから、そういうことを解消するためにも事務所を持ちたいと思っています。
でも、それで今のお客様へのサービスがおろそかになってしまってはいけませんから、今は土台を固めているといったところですね。

Q：趣味や大切にしていらっしゃるものというのはありますか？

あまり無いんですが、たまにする野球が趣味ですかね。見るのもいいですが、自分がプレイするのも好きなんですよ。

（そういえば、飾ってあるトロフィーは何のトロフィーなんですか？）

これですか？昨年の税理士会の野球大会で優勝してもらったものなんです。

（昨年ですか！それに最優秀選手賞と書いてありますけど？）

ええ、優勝したチームの中から一人選ばれるんですが、昨年は僕が選ばれたんですよ。