Q.普段は主にどのようなお仕事を中心に行っていらっしゃるのですか？

A.企業経営にかかわる法律問題から一般の市民の方の法律問題まで様々な案件で、アドバイスや裁判外の交渉、裁判活動を行っています。企業関係では、様々な業種のクライアントに関して、各種契約書の作成・チェック、契約交渉、労務管理、債権管理・回収、企業再生案件などに関わることが多く、また、一般市民のクライアントでは相続、離婚、破産申立、交通事故などの案件が多いです。また、障害のある人の権利擁護にも積極的に取り組んでいます。

Q.対応エリアや事務所の対応時間をお聞かせください。

A.東京や近郊県が多いですが、事案によっては地方で裁判を行う場合もあります。最近では、札幌や熊本などの案件もあり、対応エリアとしては一応全国といえます。事務所の業務時間は基本的には９時３０分～１８時３０分までとしていますが、２２時～２３時くらいまでは誰かしらいるので時間外も応対ができます。また、土日は事務局は休みとしていますが、弁護士の誰かは事務所に出て仕事をしています。

Q.お仕事に対して大切にしていらっしゃることはございますか？

A.企業のクライアントであっても個人のクライアントであっても、問題解決にあたってシリアスな局面を迎えることも多く、できるだけクライアントとの間のコミュニケーションを図りながら法律という道具を使ってどうやって問題を解決するかということを常に考えるようにしています。また、予防法務という考え方から、問題が生じないように通常から気をつけることをアドバイスできればと考えています。

Q.お客様に対して心掛けていらっしゃることはございますか？

A.コミュニケーションを大切にして、問題に即した迅速かつ適格なリーガルサービスを提供することを心掛けています。

Q.このご職業をどういった経緯で選択されたのですか？

A.私は、大学３年の時の交通事故以来車イスでの生活をしています。もう２４年くらい前になりますが、当時は車イスになったことによって就職が難しかったので、何かしら資格を取って仕事をしたいと思っていました。私は、法学部でもなく学生のときはあまり勉強していなかったのですが、どうせなら一番難しい司法試験を受けて人の役に立てる弁護士になろうと思いました。

Q.今後の指針等がございましたらお聞かせください。

A.今後もこれまでの延長線上で仕事を続けて行くことと、新しい分野にも積極的に取り組んでいきたいです。そのために、同業の弁護士はもちろん、他の士業の先生方ともより積極的な連携を図っていきたいと考えています。

Q.事務所に対してのお気に入りがございましたらお聞かせください。

A.永田町駅から近いという立地が気に入っています。事務所も昨年の４月に移転したので内装もとても綺麗です（今のところはですが）。また、事務所の弁護士、スタッフもみんな仰々しくなくフランクな感じです。若々しい感覚を持ち続けたいですね。

Q.趣味や最近はまっていることはございますか？

A.ブルースというジャンルの音楽が好きでよく聴いています。お酒も好きですし、好きが高じて六本木にブルースドッグカフェというバーを経営しています。仕事が終わったら顔を出して気分転換をしています。ブルースと犬が好きで、並べてブルースドッグカフェという店名にしました。ランチもやってまーす…すみません、営業に走ってしまいました。

Q.最近おもしろかったこと、感じたことがございましたらお聞かせください。

A.関わっている案件がうまく解決したときの喜びは大きいですし、その逆もあります。また、ブルースドッグカフェに出ているときに店のお客様と話しているととても楽しいです。昼間の弁護士業からスイッチが切り替わり、違った世界を感じられます。

Q.座右の銘や好きな言葉がございましたらお聞かせください。

A.「Ｃｒｏｓｓ　Ｒｏａｄ」、ロバートジョンソンがブルースギターのテクニックを得るために魂を売ったという伝説の場所、そしてそれは、人生の交差点…すみません、趣味に走ってしまいました。
そして、「Let it be」です。同じ局面にあったとしても考え方次第で次の展開が違ってくると思うので、常にポジティブシンキングでいるようにしています。どんな人生にも無駄な時間というのは無く（他人から無駄に見えようが関係ありません）どんなに回り道をしてもそれは糧になるものだと思っています。

Q.これから弁護士を目指している方々へ一言お願い致します。

A.弁護士業界は、これまでの司法試験制度が変わってしまい、弁護士人口が急激に増えてこれまでにない激変が生じると思われます。これからの弁護士は、法律の専門性を高めてゆくことはもちろんですが、それだけではなく、様々な社会との関わりを持っていくようにして行かなければいけません。司法試験に受かって弁護士になったとしてもそういった要素がたくさん必要になると思います。大変ですがとてもやりがいのある仕事ですので頑張ってください。

Q.このレポートをごらんになっていただいた方々へ何かメッセージをお願い致します。

A.これからはクライアントも弁護士を選ぶ時代になると思うので、相談したいことがありましたらセカンドオピニオン、サードオピニオンを含めて様々な手段で弁護士に相談してみるといいと思います。弊事務所は、会社関係経営上に必要な法律問題仕事から個人の依頼者の方まで幅広く行っています。また、同じ士業の先生方とももっともっと連携を作っていきたいと考えています。興味がある方はホームページを見て、お気軽にご連絡下さい。