台東区西浅草の不動産鑑定士 株式会社 不動産鑑定士海老沼事務所の海老沼利幸先生を取材!!
事務所名 | 株式会社 不動産鑑定士海老沼事務所 |
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住所 | 東京都台東区西浅草2-26-1 |
最寄り駅 | 都営浅草線 浅草駅 |
電話番号 | 03-3844-1211 |
営業時間 | 休日 日、祝日 |
事務所詳細 | > 事務所紹介ページはこちら |
Q.業務内容にも様々な分野があると思うのですが、主にどのような分野に力を入れていらっしゃるのですか?
A.行政書士の仕事もしておりますが、不動産鑑定をメインにやっております。地価公示価格、都道府県地価調査価格など公的な仕事や相続不動産評価、財産分与の不動産評価、裁判関係の不動産鑑定など行っております。特に多いのが金融機関の不動産担保評価です。不動産鑑定士という仕事は、ほとんどの方がご存知ないかと思います。平たく言うと、不動産の価格を判定する仕事です。それを不動産鑑定評価書に記載され、正式な価格判定として交渉材料や立証材料に用いられています。また、不動産に関する専門家ですので、最近は不動産に関するコンサルティングやちょっとしたご相談にのるというかたちで皆様のサポートをさせていただいております。
Q.営業エリアや、営業時間をお聞かせください。
A.全国です。東京のお客様が地方の物件を持っていることもありますし、不動産鑑定士が他の士業と比べて少ないとはいえ、不動産鑑定士の多くは東京に事務所を構えているので比較的激戦区になってます。全国対応にはそういった意味もあります。日・祝日は基本的に休みですが、それ以外は営業時間は特に決まってません。お受けできる範囲でご対応します。
Q.お仕事をするうえで特に大切にしていらっしゃることは何ですか?
A.自分たちの出した結果に間違いがないよう、確かな仕事をすることが大切だと考えます。私どもの仕事は何千万、何億という価値のものを扱う仕事です。ケタを間違えたで済む問題じゃないですよね。確かなものをご提供し続けることによって得られる信用と信頼が何よりも重要視するところですし、喜びでもあります。我々の仕事は単発で、顧問契約制度がありませんのでなおさら信頼をいただける仕事をしていかなければ繁栄はおろか、維持もできませんよね。
Q.お客様に接するうえで心がけていらっしゃることは何ですか?
A.上のほうでも少し触れましたが、不動産鑑定士という我々の職種は、国家資格ではありますが、一般にはあまり知られていない部分の多い専門職です。不動産鑑定士という名前すら耳にした事のない方々もいらっしゃるのではないでしょうか。ですので、こちら側が基本的なことをお話しても、お客様にとっては何のことだか分からないといった状況になってしまうことが多くあります。ですので、お客様にもわかりやすい説明をして、理解していただくことを心がけております。ちょっとした理解の違いから生じる結果の違いは一笑にふすことのできないものですからね。
Q.このご職業をどういった経緯でご選択されたのですか?
A.もともと不動産業をしており、バブル時代の経験より地価評価に対して疑問を持ち、不動産鑑定士に興味を持ちました。
Q.今後の指針等がございましたらお聞かせください。
A.地価評価をつけるだけではなく、行政書士の資格も絡めていき、トータルでの不動産コンサルティングができればと思っています。
Q.事務所に対してのお気に入りをお聞かせください。
A.浅草という街が気に入っております。新旧入り混じった中にもわびさびを失わず、色々な意味で非常に元気な町だと思います。浅草で生まれ育ったということもありますが、この街の空気はとても落ち着きます。
Q.趣味、好きなことなどはございますか?
A. 居合道、抜刀術をやっております。我々がサムライ業と呼ばれているからとかそういうわけではないんです。どちらかというとサムライの魂や心意気に共感する部分が多くあるというのが正直なところです。日本人として生まれたからには、自分なりの武士道を貫いていきたいと強く思っています。刀はよく“武士の魂”と言われますし、実際に私も真剣の手入れをしているときは、刀身の曇りが晴れていくにつれて、心が洗われていくような晴れ晴れとした気持ちになりますが、武士の魂は刀ではなく“武士の志”にあるのだと思います。
Q.最近面白かったこと、感じたことはありますか?
A.感じることは居合道をやっていることもあり、最近の日本人は武士の良き心を忘れていると感じます。クリスマスを祝うなとか教会で結婚式をやるなとかいうことを嘆いているわけではなく、武士としての心得や考えが忘れられてきていると感じます。自分の命を懸けて信じた道を貫くという想いで生きている人が少なくなってきているように思います。死が身近にあった時代だったからこそ、人は命を何よりも尊んでいたんだと思います。大義なくして簡単に命を捨てたり奪ったりっていう今の時代は宗教うんぬんよりもまず、信じるもののない時代だからなんだと思いますね。
Q.座右の銘、好きな言葉はございますか?
A.“一期一会”です。不動産は同じものがなく、一度鑑定したところを再び受け持つことはまずありません。お客様との出会いも大半が一度きりです。その出会いを大切にし、一つ一つの出会いに誠心誠意、全力を注ぐことを信念としております。
Q.これから不動産鑑定士を目指す方、独立をお考えの方々にメッセージをお願いします。
A.特に若い人には知られていない職種です。ですが、わりとニーズはあるので、仕事があり、若い人には特に挑戦して欲しい職種でもあります。非常にやりがいもあるので頑張ってください。
Q.このレポートをご覧になっていただいた方へメッセージをお願いします。
A.不動産は、大体が一千万や億単位なだけに、素人目で判断してしまった結果、一千万、二千万の損をしてしまうということがよくある分野です。不動産に関してわからないこと、価値に関して曖昧だと少しでも感じましたら、不動産鑑定士にいつでもお気軽にご相談ください。