千代田区 公認会計士 税理士 社会保険労務士 中小企業診断士 高橋聡公認会計士事務所の高橋聡先生を取材!!
事務所名 | 高橋聡公認会計士事務所 |
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住所 | 東京都千代田区九段北1-10-5サンブリッジ九段ビル5階 |
最寄り駅 | 九段下駅 |
電話番号 | 03-3288-9291 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
事務所詳細 | > 事務所紹介ページはこちら |
Q.業務内容にも様々な分野があると思うのですが、主にどのような分野に力を入れていらっしゃるのですか?
A.主に行っているのは、株式公開支援と創業支援です。創業支援に関しては、主にドリームゲートでご相談を受けて、会社設立の手続き代行、税務署や社会保険・労働保険の手続き、各種助成金の申請手続き等を一括して受託しています。株式公開は、最近は創業して3,4年で株式公開準備に入る会社様も多いので、顧問という形で支援していきながら、4,5年後にくるであろう株式公開に向けて、早い段階から体制を整えていきます。会社様の規模は特に重視していません。
Q.営業エリアや、営業時間をお聞かせください。
A.営業エリアは、主に東京都内と川崎・横浜です。千葉・埼玉も可能な範囲でご対応しております。営業時間は9:00~18:00で、休日は土日祝日です。私は外出していることが多いので、お問い合わせは基本的にメールで頂いております。
Q.お仕事をしていくうえで特に大切にしていらっしゃることは何ですか?
A.お客様に言うべきことは、きちんと言わなくてはいけないということです。例えば、サービス残業にしても、大目にみようとすれば出来るのですが、そこから発生するリスクはきちんと説明しなくてはいけないと思っています。これは最近の私の実体験も踏まえています。また、特に株式公開支援の場ではお客様が聞きたくないようなことも徹底して訴えていかなければならない場合もありますので、お客様と険悪なムードになってしまうこともあります。しかし、それは株式公開する上で守らなければならないことである以上は仕方のないことですからね。それを最低限でもクリアーすることができなければ、株式公開は夢のまた夢になってしまいます。きちんと法律を守っていかないと、株式公開はまず不可能ですからね。
Q.お客様に対して心がけていらっしゃることは何ですか?
A.リスクの説明を必ずするということを心がけています。例えば、他社様の事例を踏まえてお話するなどしています。そうすることによってより分かりやすく、よりリアルにご理解頂けますからね。
Q.このご職業をどういった経緯でご選択されたのですか?
A.大学を卒業して、本田技研に就職しました。働いてすぐ分かったことですが「自分はサラリーマンには向かない」と(笑)。そこで、将来的には独立を視野に資格を取得しようと考えました。最初は働きながら勉強して、本田技研を退職後に社労士の資格を取りました。その後に会計士・税理士・中小企業診断士の資格を取りました。一般に経営資源といえば「人、もの、金、情報」といいます。会計士及び税理士は会計及び税務の専門家ですので、経営資源との関わりで言えばお金の部分に関係しますし、社労士は人の部分で関係します。人とお金ということになると、他の部分は「もの」と「情報」です。中小企業診断士は試験科目の中に「もの」に関係する企業経営理論や運営管理がありますし、「情報」に関係する経営情報システムもありますので、経営全般に関する知識を総合的にまとめるのにいい資格かなと思いました。
Q.今後の指針等がございましたらお聞かせください。
A.今後は株式公開支援ももちろん行っていくのですが、インターネット上での創業支援という形で新たなサイトを立ち上げて、これから起業したいという方に対して色々なサービスを提供していこうかなと思っています。中小企業の株式公開は今後、相当厳しくなります。公開準備会社を仮に「株式公開に向けて監査法人と監査契約を結んでいる会社」と定義付けた場合に、その中から実際に公開に辿りつけるのは私の経験から言いますと5分の1くらいです。今後はJ-SOX法も入りますし、最近の公開審査の厳格化の傾向から考えますと将来的には7分の1くらいになるのではないかと個人的には考えています。正直なところ、今までは形だけ取り繕って利益さえ出ていれば公開できたという側面もありました。しかし、現在はまさに中身が問われる時代になりました。「公開は一つの通過点に過ぎず、それほどこだわっていない」という会社様が無理することなくそのまますんなり公開するというのが一番いいストーリーですね。公開する時はどの会社も背伸びをします。これは人間と同じで背伸びすると、当然足元がふらつくんですよ。背伸びせずに地に足がしっかりついた状態で公開できる会社様が、創業支援というサービスを提供していく中で見つかればいいなと思います。後は、
士業事務所同士の事業承継、M&Aにも力を入れていきたいと思っております。事務所を構える先生の平均年齢は年々上がってきていますからね。お客様にとっても業界にとっても今後重要な問題になってくると思います。
Q.事務所に対してのお気に入りなどは御座いますか?
A.規模のわりに、資料や書籍がたくさん揃っているところですね。会計税務に限らず、人事労務やマーケティング、法律関係など様々な資料が揃っています。もともと、株式公開のためには総合的な知識が必要ですので、分野を問わずに様々な資料や書籍を用意したということもあります。
Q.このご職業を選択されて、良かったことや嬉しかったことは御座いますか?
A. 一つは自分のペースで仕事ができるということです。元々サラリーマンだったわけですが、物事に対して自分の考えで行動する傾向がありまして、自分にサラリーマンは合わないと思っていました。あとは、やはり、お客様から感謝された時は単純に嬉しいですよね。とある公開準備会社の資本政策上の問題について、複数の弁護士さんに尋ねても答えが出なかったのですが、私の提案により適法に無事解決したことは今でも印象に残っています。
Q.ご趣味や、最近はまっていることは御座いますか?
A.休日は、任天堂DSの脳トレと漢検をしています。あとはF-1観戦ですね。F-1とバイクが好きで、ただ単純に憧れのホンダに就職したというエピソードがあります。
Q.座右の銘、好きな言葉はございますか?
A.『自分の為に働け』という言葉です。人はなぜ仕事をしなくてはいけないのか、ということに対する一番わかりやすい回答ですよね。私がこの仕事をしているのも、自己実現の為ですからね。後は、「知識は経験を補う」です。まずは知識の積み重ねによって土台を作り、その上に経験を重ねることで今の自分があるわけですし、知りたいという知的好奇心の存在なくして専門家にはなりえないと思っています。がむしゃらに経験を積もうとするよりも、まずは知ろうとして学ぶことが重要なのではないかと思いますね。
Q.これから同じ士業を目指している方々にメッセージをお願いします。
A.士業は名前の通り、侍のようなところがありますので、特に開業をする場合には自分ですべてを解決できる能力が無いと厳しいと思います。あまり人をあてにしない方がいいですね。自分で考えて自分で解決する、とても孤独な世界です。利益も全部自分に返ってきますが、リスクも全部自分で背負える覚悟がないと出来ないと思います。それと、専門家である以上は日々自己研鑽に励んで頂きたい。先ほどの話とも重なりますが、まずは貪欲に知識の吸収を図ってほしいと思います。資格の取得はゴールではなくスタートであるということを忘れないで下さい。
Q.このレポートをご覧になっていただいた方へメッセージをお願いします。
A.創業から株式公開までのワンストップサービスを一番の強みとしています。通常創業した場合、税務に関しては税理士に、給与計算や社保・労保に関しては社労士に、法律問題に関しては弁護士や司法書士にというように窓口がいくつかに分かれてしまうことが多いですが、私どもの場合は窓口を一つにまとめていますので、相談からすべてワンストップで承ることができます。創業を考えている方は、ぜひ一言お声掛けください。