Q.業務内容にも様々な分野があると思うのですが、主にどのような分野に力を入れていらっしゃるのですか？

Ａ．予防社労士として業務を意識的に行っています。労務管理や書類作成を行っていく過程で、トラブルを未然に予防するということですね。労働者も知識が高まっていてトラブルが起こりやすくなっていますので、お客様にも意識していただいて問題に対応しております。当事務所の強みは事前の危機管理についてきちんとやっていることです。例えるなら消防署のような仕事ではなく、夜回りの仕事ですね。従業員と話す機会を設けさせてもらったりして、会社の中にある問題にできるだけ近づけるような努力をしています。問題が起きてしまってからでは解決法は限定されてしまいますし、その解決法も法的な方法に頼らざるを得ませんが、後々のことを考えるとそういった解決法が必ずしも正しいとは思えないですね。

Q.営業エリアや、営業時間をお聞かせください。

Ａ．今のところのエリアは東京、埼玉、神奈川です。営業時間は9：00～18：00です。閉業後も２時間くらいは私に直接繋がる連絡先に通じます。土日祝日は休みですが、事前に言っていただければもちろん対応することも可能です。

Q.お仕事に対して特に大切にしていらっしゃることは何ですか？

A.法を守るということですね。お客様からは何か抜け道はないかとよく質問されるのですが、王道に勝るものはありません。

Q.お客様に対して心がけていらっしゃることは何ですか？

A.法を守るという前提で、お客様の意見をよく聞いて、汲み取るということですね。できるだけ細かく事務処理などのフォローも行うようにしています。

Q.このご職業をどういった経緯でご選択されたのですか？

A.３８歳の時、当時勤めていた会社が傾いたことをきっかけに会社を辞めまして、それがラストチャンスだと思ったんです。３０代過ぎると他人に本当の意味で頭を下げることが出来なくなってしまいますから、新しいことを始めるなら今しかないと思いました。その後社労士の資格を取得して現在に至っています。

Q.今後の指針等がございましたらお聞かせください。

Ａ．いま１２～１３年目なので、あと１２年一生懸命やりつつ若い世代に任してから、社会福祉法人の方を手伝っていけたらと思っています。

Q.事務所に対してのお気に入りなどはございますか。

Ａ．ここに事務所を構えた当時は品川社会保険事務所を始め、他の官庁がそろっていましたので、駅からも近いですし立地が非常に良かったんです。

Q.趣味・最近はまっていることはございますか？

Ａ．ボーリングが好きです。今の仕事はメールや電話で済ませられるようなことが非常に多いので、何か運動しようと思い、フィットネスクラブに通い始めました。そこは岩盤浴もあるのでストレス解消になります。自分の家から１５分くらいのところなので歩いていっているのですが、出身の小学校を通ってその近くで昔の同級生と会ったりすることも楽しみにしていることです。後は自宅にホームシアターがあるので、大きいテレビで毎日映画見ていますよ。アクションものなどの激しい映画はストレス解消にもなります（笑）旅行や歴史も好きで、京都などの昔の建物を見るのも好きですし、本でそういった情報を仕入れるのも好きですね。

Q.社労士のご職業になられてよかったことは何ですか。

A. 独立して自分のやりたいことをやりたかったんです。今は頑張ればそれが収入になりますしサボればダメになるということで、責任は全て自分なので、充実しています。

Q.座右の銘、好きな言葉はございますか？

A. 仕事がうまくいくまでは人間はがむしゃらにやっていくものだと思うのですが、ある程度軌道に乗ったら他人に尽くしていくべきだということを本で読んだことがあります。軌道に乗った後も他人の隙間で何かするのではなく、他人に尽くすべきだと思うんです。そうやっていくと人の幸せが素直に喜べるようになるんじゃないでしょうか。そういうことを実際の業務にも活かしていきたいとも思います。

Q.これから同じ士業を目指している方々にメッセージをお願いします。

A．社労士は女性が少ないので、これからどんどん入ってきてほしいですね。待っているだけじゃチャンスは訪れませんし、自分から一歩踏み出していってほしいとも思います。私はもともと総務の仕事をやってきたので営業力には非常に不安でしたが、一生懸命やればなんとかなりますし、一生懸命さが伝われば誰かが助けてくれます。その後軌道に乗ったら今度は自分が他の人を助けていってほしいですね。

Q.このレポートをご覧になっていただいた方へメッセージをお願いします。

Ａ．これから会社を立ち上げる方でもお気軽にお申し付けください。そういった方でも会社を立ち上げる前からお越しくださって構わないですし、経営者がそういったことを考えていくことが重要なのだと思います。