Q.業務内容にも様々な分野があると思うのですが、主にどのような分野に力を入れていらっしゃるのですか？また事務所の強みは何でしょうか。

A.通常司法書士であれば、不動産の決済の登記や借り換えの登記等、不動産業界と金融業界が主たる営業先になると思います。しかし、当事務所は一般市民の皆様の身近な法律問題の解決に役立つ事務所を目指しています。一般市民の方が何に困っているかというと、やはり債務整理が多いです。あとは少額訴訟の裁判です。例えば30万円くらいの訴訟で弁護士さんの所に相談に行くと着手金や成功報酬が掛かり、結局30万円取れる場合でも二の足を踏んでしまうような行きづらい部分がありますので、そこを改善し私どもでは着手金などは頂いていません。このように敷居を低くし、市民の方がお困りのことに即対応できるような事務所であり続けたいと願っています。現在は司法書士の業務に力を入れていますが、行政書士業務の方はこれから伸ばしていきたいと思います。
また事務所の強みと致しまして、司法書士の業界は少人数でやっている事務所が多いと思うのでボス（代表者）の個性が出ると思います。ボスがどのような考えを持っているかで、業務の幅やクライアントとの接し方が決まってきますので、事務所の強みは自分です。自分を磨いていかないと事務所自体も伸びていきませんし、自分の個性や自分に対するクライアントの信頼が事務所の強みでなくてはいけないと思います。

Q.営業エリアや、営業時間をお聞かせください。

A.業務に応じてエリアは変わってきます。債務整理であれば信頼関係が大切なので、面談に来て頂ける範囲のお客様であればご対応できます。抵当権抹消に関しては全国対応です。会社設立は東京・埼玉・千葉・神奈川を範囲としています。営業時間は、年中無休で9：00～18：00です。ただ、債務整理などでは、平日の会社帰りに面談を希望される方もいらっしゃいますので、ご予約をいただければ、土日も夜間も面談に応じています。

Q.お仕事に対して特に大切にしていらっしゃることは何ですか？

A.クライアントにとって信頼できる立場で居続けることです。士業者はクライアントにとっては、「先生」であり、立場がクライアントより上のようなイメージがあると思いますが、実際にはクライアントから仕事を受けてお金を頂くわけですから、サービス業であると思っています。クライアントに納得していただいて、仕事が完了しますので、どれだけ満足して頂ける結果が出せるかが大事だと思います。

Q.お客様に対して心がけていらっしゃることは何ですか？

A.まずはクライアントの話を聞いて、それを受け止めることです。あとは、お話していく上でどれだけ安心して頂くかということですね。

Q.このご職業をどういった経緯でご選択されたのですか？

A.もともと独立願望がありました。人の心に残る仕事をしたかったので、人が困っている時に力になれる仕事はそれだけ人の心に残ると思いました。そこで司法書士に目を向けたんです。あとは、自分の手で自分の食い扶持を稼いでいるという感覚が大切だと思いました。自分が頑張って、クライアントに満足して頂けるようなサービスを提供し続ければ生活していけますし、手を抜いてしまえば自分が苦しい思いをすることになりますからね。

Q.今後の指針等がございましたらお聞かせください。

A.事務所自体はそれほど大きくするつもりはありません。自分が直接的に事件に接することが大切だと思っていますので、大きな事務所になってしまうと、ボスが出て行かずに下の人が出て行くケースが多くなってしまうと思います。ですから、あまり大きな事務所は目指していません。ちなみに、当事務所は街の法律家という立場を前面に出していきたい事務所なので、事務所名を川口市民法務事務所にしています。

Q.事務所に対してのお気に入りなどはございますか？

A.この空間ですね。ここは父親が残してくれた土地なんです。この土地を活かしてほしいという父の遺志を受け継ぎ、ここに建てました。ただ10坪しかなく、使い方が限られているので、空間を有効に使うことがポイントだと思いました。特にらせん階段はお気に入りです。あとはモノトーンが好きなので、統一しました。

Q.趣味・最近はまっていることはございますか？

A.趣味はカヌーです。去年の夏から始めました。来年の夏には、自分の舟を買おうと思っています。あとは、ビリヤードですね。結構勝負事が好きなんです。

Q.独立されて、良かったことや嬉しかったことはございますか？

A.今までは渋谷で一年半ほど勤務をしていました。そのときの経験もかけがえのないものですが、独立すると、事務所ではなく私個人を頼ってきてくださるので嬉しいですね。

Q.座右の銘、好きな言葉はございますか？

A.『無限』という言葉が好きです。自分自身に無限の可能性があると思っています。それは経営者になってみると凄く感じますね。営業戦略や事務所の展開を考えた時に、色々な無限のツールによって無限の可能性があります。焦点を絞ってしまうとそれ以上発展していかないので、常に無限の可能性の中で模索していく必要があると思います。

Q.これから同じ士業を目指している方々にメッセージをお願いします。

A.弁護士と司法書士を比べると、弁護士は数が少ないのにもかかわらず、何百人もいる事務所があります。司法書士に関しては事務所の大規模化はまだまだ進んでいません。弁護士は大企業のクライアントに多角的なアドバイスを提供していく業務が主流となりつつある反面、司法書士はまだ個人のクライアントが多いのが原因でしょう。小さい事務所が多いという事は、それだけ独立できる仕事です。独立しにくいと言われていますが、食い込む余地はありますし、独立もそこまで難しいものではないと思います。これからの時代は弁護士の人数も増えますし、自分の色を出していくことが大切です。人が目を付けないところに目を付けたり、独自の色を作っていけば、独立してもそれほど難しくないと思います。

Q.このレポートをご覧になっていただいた方へメッセージをお願いします。

A.私どもは、市民の方々が困っていらっしゃることをお助けし、皆様のお役に立つことを目指している事務所です。その一環として、ホームページなどで一般の方々に当事務所を知って頂きたいと思っています。多重債務の問題をはじめ、あらゆる法律問題でお力になれますので、お気軽にご連絡ください。相談料も無料です。