Ｑ．業務内容についてお聞かせください。

Ａ.中小企業を中心とした経営コンサルティングを行っております。特に力をいれているのは資金調達相談と資金繰り相談です。都市銀行と会計事務所の勤務経験や、零細企業にて経理、資金繰り担当として会社と銀行との駆け引きや、資金繰りの現場を経験してきました。その経験を経営者様に伝えていければと考えております。経営するにあたって資金の調達や資金計画を立てることは重要なポイントとなります。事業計画の作成からお手伝いをさせていただきます。また銀行融資の返済猶予・リスケジュール相談も行っています。経営者はお金に関しての相談相手がいないという問題は大きいのではないでしょうか。多額の借金をした際に弁護士に相談したとしても「破産させましょう」という結論にすぐなる可能があります。でも本来は厳しい状態から倒産までの間にはある程度距離があります。
日本人の方は真面目で商工ローンなどからお金を借りて返すといった、借金を借金で返すというケースもありますが、実は借金の返済方法を返しやすいように変更することもでき、銀行も了承します。しかしながらそういった情報を知らない方が多くいらっしゃいます。経営者の方は基本的にはあきらめず、粘り強い方がいいと思います。私はそういった方々を励ましながら、再生のお手伝いをしていきたいと思っています。さらに他にも、設備投資をする際にリースを用いたコンサルも行っています。以前パチンコ屋さんからの依頼が多かった時期があったんですが、パチンコ業界の設備投資は１０～１５億くらいの資金が必要なんです。もし仮にそのお金を銀行で全部借りてしまいますと、銀行の融資の枠がなくなってしまう危険があります。しかしそこにリースを組み込むことにより、銀行の枠が温存できます。そういった部分を指導しながら組み立てていくというご提案もさせていただいております。

Ｑ.営業エリアや、営業時間をお聞かせください。

Ａ．営業エリアは全国です。営業時間は９：００～１７：３０で、土日祝日はお休みとしておりますが、時間外対応もしておりますので、あまり関係ないですね。お客様には柔軟に応対させていただいております。

Q.お仕事に対して特に大切にしていらっしゃることは何ですか？

Ａ．お客様のために情や気持ちを入れつつも、客観的な部分は忘れないようにすることです。私はどうしても情が先行してしまいやすいタイプなのですが、ビジネス上ではそれを抑えるようにしています。情に流されてお客様の中に入り込みすぎてしまうと、逆にお客様のことが見えなくなってきてしまうんです。ですから、ある程度の距離をおいて客観的にお客様のことを理解するようにしています。このようなスタンスをとった方がお客様からは喜んでいただけるんです。

Q.お客様に対して心がけていらっしゃることは何ですか？

Ａ．お客様の企業理念や考え方をしっかり把握して、計画を立ててサポートしていくことです。また来週中に急に○千万円が必要になったといったイレギュラーな相談を受けたりもします。もしもそういったケースが起こった場合でもスピーディーに対応できるように心がけています。

Q.このご職業をどういった経緯でご選択されたのですか？

Ａ.都市銀行、会計事務所に勤めていた経験、さらに中小零細企業で実際に資金繰りを現場にて身をもって味わった経験を活かし、実際に困っていらっしゃる中小零細企業の経営者のお手伝いをさせていただきたく思いました。

Q.今後の指針等をお聞かせ下さい。

Ａ．ワンストップでできるネットワークを持ち、全国の企業をサポートしていきたいと思っています。病院で例えますと、総合病院のようなイメージですね。ちなみに現段階でも税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士との連携をとっております。こういった繋がりをもっと全国規模で行っていく予定です。

Q．趣味や最近はまっている事は何でしょうか。

Ａ．登山と水泳と散歩ですかね。あと温泉も好きですね。お客様からの相談が結構重たい
ので、自然と触れ合って気分転換を行っています。水泳も水と触れ合って心が無になれる
ので好きですね。

Q.経営コンサルタントになられて、良かったことや嬉しかったことは何でしょうか？

Ａ．やはり困っていらっしゃるお客様を助けることができたとき、お客様に少しでも感謝していただけた時は嬉しいですね。

Ｑ．座右の銘・好きな言葉は何でしょうか。

Ａ．「一期一会」ですね。仕事上でもプライベートでも様々な方との出会いがあります。そんな中、全く想像もしていないところから繋がりができたりします。そういった出会いは凄く貴重で大切です。長く付き合わせていただき、お互いにWIN-WINの関係でいられれば嬉しいですね。あとは「風林火山」です。ついこの間なのですが、私の苗字が武田ということもあり、武田神社に行ってきたんです（笑）。実は武田信玄の家紋は武田菱というのですが、私の実家もこの家紋に似ているので、何か不思議な縁を感じました。

Q.これから経営コンサルタントを目指していらっしゃる方々にメッセージをお願い致します。

A.コンサルの方で一匹狼の方が結構多いと感じます。そういった経験は私もしていますので、それはそれでいいと思うのですが、コンサルは経験がものを言う仕事です。例えば年商
１０億円で従業員が○十人いらっしゃる企業があるとします。さらにその従業員の家族のことなども含め、様々な問題が生じてきます。そんな中、そういった立場に立っていない人間がそのような会社の社長と対等に話ができるかといいますと、難しいと思います。下手をすると机上の空論になってしまいます。そうならないために自分自身にしっかり目を向けて、必要であれば勉強することが大事だと思います。また、ただスキルがあれば勤まるかといえばそうではなく、相性の問題もあったりします。コンサルとして国が認定している中小企業診断士でもその肩書きだけでは食べていけなかったりもします。様々な状況に応じることができることが大事だと思います。

Ｑ．最後にこのレポートをご覧になって頂いた方々に何かメッセージをお願い致します。

A.算書を見る際には目利きが大事です。私は経験上、見るポイントが１０個もあれば十分に把握できます。その結果で「この会社ならここの銀行だ」などと振り分けます。最近は銀行もこういったご時勢でちょっと絞りがちかなと感じます。都市銀行は結構あるのですが、「お客さんを紹介して欲しい」と私どものところへ銀行の方が起こしになられるケースもみられます。そういった情報、状況を把握し、さらに私自身の経験から、お客様に最適なアドバイスをさせていただきます。当社は『利益は見解、キャッシュは事実』という
言葉を掲げており、我々は利益はもちろんのこと特にキャッシュに重点を置いております。キャッシュを手元に置いて、粘り強く生きていける中小企業様に僭越ながらご指導できれば幸いです。