三重県 鈴鹿市 社会保険労務士 ナデック社会保険労務士事務所の小岩広宣先生を取材!!
事務所名 | ナデック社会保険労務士事務所/株式会社ナデック |
---|---|
住所 | 〒510-0244 三重県鈴鹿市白子町2926 パレンティーアオフィス101 |
最寄り駅 | 近鉄名古屋線白子駅(徒歩5分) |
電話番号 | 059-388-3608 |
営業時間 | 10:00~18:00(電話受付) |
事務所詳細 | > 事務所紹介ページはこちら |
Q.業務内容にも様々な分野があると思うのですが、主にどのような分野に力を入れていらっしゃるのですか?
A.主として、就業規則の作成、労使トラブルへの対応、労働時間の管理、安全衛生面での指導など、会社の労務管理面の支援業務と、従業員さんの入退社手続き、給与計算業務、人事に関する事務処理などを一括してお引き受けする、総務・人事アウトソーシング業務の、ふたつに分かれます。最近では、特に、労働契約法の施行を意識した、就業規則の作成・変更の業務が、多くなってきております。また、人材派遣、業務請負、職業紹介などの人材ビジネスの支援も、専門としております。具体的には、許可申請手続き、派遣社員就業規則の作成、設立や運営のコンサルティング、コンプライアンス対策の業務などを行なっております。特に、コンサルティングについては、遠方の方からもご依頼をいただきます。それ以外には、書籍や連載の執筆、セミナーの開催、業務管理ソフトや小冊子の制作・販売などがあります。
Q.営業エリアや、営業時間をお聞かせください。
A.三重県、愛知県を中心に、活動しております。最近は、コンサルティング業務では、東京や大阪などにお伺いする機会もあります。電話対応の営業時間は、10:00~18:00ですが、案件によっては、時間外でも柔軟に対応させていただいております。土日祝日はお休みをいただいております。
Q.お仕事に対して特に大切にしていらっしゃることは何ですか?
A.何よりも、まず「聞き役」に徹するということです。私どもに依頼してこられるクライアント様は、必ず何らかの悩みや課題を抱えています。まずは、冷静な眼差しで相手のお話を聞き、しっかりとヒアリングさせていただくことが、大切だと思っております。会社の規模や年齢、性別などに左右されることなく、依頼人様の言葉に素直に向き合うことが、この仕事の原点だと思います。その上で、具体的な手続きの手順や、法律上の問題点、取り組まれるべき改善案などについて、アドバイスさせていただきます。そして、お話しする際には、具体的に取り組むべきことを、誰でも分かる言葉でお伝えすることを心がけています。
Q.このご職業をどういった経緯でご選択されたのですか?
A.派遣会社に勤務していた時代の同僚に、社会保険労務士の有資格者がいて、触発されたというのが、直接のきっかけです。その同僚は、間違いなく仕事ができました(笑)。派遣会社で、総務や給与計算の業務を担当する中で、労務や保険の分野にも興味を持ちました。もともと、私は、学生時代から、知識の研鑽を積みながら、それを実務に活かしていけるような職業に、憧れていました。自己研鑽したことが業務に直結し、人様のお役に立てる社労士の仕事は、まさにそれに当てはまります。今の仕事をさせていただけていることに関しては、クライアント様やスタッフに、心から感謝しなければいけないと思っています。
Q.今後の指針等がございましたらお聞かせください。
A.ヒト、モノ、カネ、情報などの経営資源のうち、ある意味では最も奥深い<人>の分野に特化して、総合的に企業様の経営支援を行なっていくためには、ひとりの資格者が個人事業の形態で業務にあたるというスタイルでは、自ずから限界があると思います。今後は、社労士法人も視野に入れた事務所の組織化と、時代の流れに適合した人材の採用・育成が大切だと思っております。クライアント様の多様なニーズにお応えしていくためには、複眼思考の事務所経営が必要です。その意味では、現在行なっているクライアント様へのご支援の業務を中心にしつつ、コンサルティングやコンテンツ販売、セミナー事業などの関連事業にも、力を注いでいきたいと思っております。社労士実務を中核に据えた、人事・労務分野の総合カンパニー化というのが、私の目標です。
Q.事務所に対してのお気に入りなどは御座いますか?
A.最寄りの近鉄白子駅は、特急を利用すると、名古屋から約40分、四日市、津からは約10分です。駅から事務所までは、徒歩で約5分なので、かなり近いと思います。2年ほど前にこの事務所に移転したのですが、最近では他県からお越しいただけるお客様も増えてきましたので、本当に良かったと思っております。あと、女性スタッフが、事務所の入口や応接に、季節ごとの小さなアイテムを飾ってくれています(笑)。来所していただく方への小さな心配りも、大切だと思います。
Q.趣味・最近はまっていることは御座いますか?
A.本を読むのは好きなので、状況が許せば1日1冊は読みたいと思っています。分野としては、ビジネス書や、歴史書、社会評論など。すぐれた書籍に慣れ親しんでいくことは、業務を行なう上でも有益だと思います。最近、再読した本でおすすめは、マイケル・E・ガーバーの『はじめの一歩を踏み出そう』(世界文化社)。事業を営む人には必読の書といってもいいでしょう。あとは、旅行やグルメが好きなので、年に何回かは、美味しい感動を求めて旅行します。史跡や博物館めぐりなど、歴史を体感する旅も、大好きです。
Q.社労士になられて、良かったことや嬉しかったことは御座いますか。
A.解雇などの労使トラブルや、複雑な労災の手続きなどでは、文字通り会社様にどっぷりと入って対応させていただくことがありますが、心から「ありがとう」という言葉を頂戴したり、その後の信頼が深まっていくのを感じるときは、社労士の仕事をしていて本当に良かったと思います。また、私はもともと文章を書いたり、考えをまとめたりするのが好きなのですが、社労士の仕事を通じて、『派遣「勝ち組」へのステップアップ法』(三修社)、『「人材派遣・職業紹介はじめての開業&かんたん手続き』(技術評論社)という著書を執筆できたことは、大きな喜びでした。現在も次の企画に向けて努力中ですが、執筆の分野には今後も関わっていきたいと思っております。
Q.座右の銘、好きな言葉はございますか?
A.座右の銘といえるかどうか分かりませんが、「信じることは実現できる。そうなることを決して疑ってはいけない」というナポレオン・ヒルの言葉は、本当だと思っています。私自身、転職、リストラなども経験し、組織と対立するなどの人並みの挫折も味わっていますが、常々、「夢をあきらめない」「夢を疑わない」ということを胸に刻んで、歩んでいるつもりです。特に、経営的思考を持つべき職業の人には、不可欠なポリシーだと思います。
Q.これから同じ士業を目指している方々にメッセージをお願いします。
A.士業の仕事は、自分が勉強したり、努力したことが、業務に直結するという点で、やりがいに満ちていると思います。特に、社労士の業務は、<人>に関する専門家という点で、その人独自の個性や価値観が十分に活かせる分野です。資格を取得して独立されるにあたっては、資格の専門知識とともに、いかにそれを活かしていくかというマインドやポリシーが大切だと思います。やはり、強い目的意識のある人は、最終的に社会に受け入れられ、大きな成果を残していかれるように思います。
Q.このレポートをご覧になっていただいた方へメッセージをお願いします。
A. 「事業マインドを共有し、<人>の分野から経営をサポートし、ともに成長すること」をモットーに、さまざまな課題を抱える経営者の皆様をご支援しています。労務問題や人材マネジメントにお困りの方、<人>をめぐる課題を解決して、企業の成長をはかりたいとお考えの方は、お気軽にご連絡ください。